学力の意味・賢さの意味を考える

カレーを作れる子は算数もできる[木幡寛著]の感想&内容まとめです。

読書の感想

「算数」と日常生活を関連付け、仮説思考や転用への道しるべとなる本です。

自分が学習してきたことの意味を見出すことができ、勉強ってこんなに奥が深かったのかと納得できます。

私たちはともすると「頭が良い」ことを点数のみで計ってしまいますが、学力や賢さの定義って、人それぞれですよね。

10年ほど前に図書館で借りて読み、最近また借りた本。

最初に読んだ時は子供が赤ちゃんだったから、完全に自分のために読みました。今回は、子供達の学びに生かしたいと考えての再読です。

私の視点が変わったからか、新しい発見の連続。教育の普遍的な部分って、10年経っても色褪せないのですね。

例題もたくさんあり、親子で問題を解いて楽しみました。

読書ノート

自分のため、子育てに生かすためにまとめたノートです。

※自分の解釈でまとめたものです。詳しい内容は本書をご覧ください。(↓なんか、すごい高い値段で売っている通販ショップもあるので気をつけて。。。私は図書館で借りました。中古でも安く売っています。)

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どちらも大事!基礎基本

この本を読んで、初めて基礎と基本の違いを理解しました。

以下、自分の解釈も含めて記録しておきます。

基本…一定程度の知識や技・心構え([How to=方法]によって得られる)

基礎…疑問や物の仕組みを分析・統合([Why=なぜ]を追究していく原動力)

学校や塾での勉強は、計算問題などの基本(How to)に偏りがちです。

指導要領が変わって「主体的・対話的・学び」が学校でも推進されていますが、基礎(Why)を学校任せにしてはいけないと思います。

理由は、我が子が不思議だなぁと思った現象に対しての全ての追究を、40人学級でカリキュラムが定まっている学校だけで行うのは現実的に厳しいから。

学校と家庭との両方で、思う存分子どもの基礎(Why)を追究できてこそ、学びが深まるというのが、私の持論です。


もちろん、学校でしか学べないことも多くあり、現代の義務教育システムが合っている子にとっては、学校は素晴らしい学びの場です。

忘れてはならないのが、基礎(Why)を飛ばして基本(How to)の訓練だけを積み重ねても、追究の原動力がないから応用へと結びつかないということ。

大人で言うと、ライフハック本(How to)ばかり読んでも、そもそもの実行目的や理由(Why)を考えないから、転用できずに終わっているのと同じですね。

学ぶ力をつけるには、この順序(基礎基本)が大事。

学ぶ力=学力

基礎(Why)を固めて、
基本(How to)の習得。

その上で応用(転用)しよう。

※詳しい解説は、本書をお読みください。


・・・・・偉そうに語っていますが、我が家で思う存分子どもの基礎(Why)を追究できているかどうかは怪しいです。

いやいや、決めつけるのはまだ早い。できることから取り組もう!

子供達との会話時間を増やし、「なんで〇〇なの?」という質問とじっくり向き合います。

そして、料理、スポーツ、将棋、囲碁、いろんな経験の中に、学んだことを生かせる場があることを伝えていきたいと思います。

算数・数学でつけたい力

ああなるほどと思ったので、こちらも書き出しました。

意思疎通するための概念とは、簡単に言うとcmやm単位などの共通認識のこと。

筋道立てて考える力(見通し)は、例えば証明(ゴールからの帰納法、積み上げていく演繹法)などの学習でつける力。

具体→抽象のトレーニングは、飴玉〇〇個の世界から公式や数式に抽象化したり、数学的な考えを実社会で応用する力のこと。

こうやって見ていくと、算数・数学を学習する意味が見出せますね。


ここまで真面目な話ばかり書き出して語っているけれど、本書には遊び心がいっぱい散りばめられています。

マッチ棒クイズや一筆書きの例題は、ついつい誰かに出題したくなる、ひねりと知的な遊びゴコロがあふれています。

↓最後の方に書かれているこの言葉、素敵すぎ。

鍛錬や反復も大事だが、「楽しい」経験をたくさん持とう。楽しいという実感の中には、人を前に進ませる力がある。(P171)

どこに視点を置き、何に価値を見出すかは自分次第。

子ども達の「楽しい」を大事にし、学力の本当の意味、賢さの定義を柔軟に変えていきたいものです。

もちろん、大人にとっても同じ。

楽しければ勉強が続くし、ゆっくりですが身に付いて成長します。

つまり、勉強は楽しんでなんぼ

知的好奇心を忘れずに、日々を過ごします!

変なもの、面白いものに興味を持とう!ヒラメキやイノベーションのヒントはそこに隠されている♬

参考図書&リンク

教育に関する本のリンクをまとめておきます。

↓同じ著者の本です。こちらを最初に読めばよかったかな。

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↓「教育」業界の巨匠、APU学長である出口治明さんの本レビューです。

↓個人的には国語&道徳の副読本はこれで良いのでは?と感じています。

↓題名の通り、面白い取り組みをされている学校を取り上げた本です。自分が小さい頃にこんな学校に通っていたら、価値観が変わっただろうなぁ。

あとがき

学校や行政を批判するわけではなく、家庭での意識も大事なんだなという自戒を込めた感想を書き連ねました。

うちの小学3年生の長男は、自閉スペクトラム症と診断されており、興味関心の偏りがすごいです。

興味のあるものは並外れた集中力で没頭するし、興味のないものは見えない(らしい)。

こだわりポイントを見つけると最後、そこから抜け出すのに一苦労。

正直、学校だけでは彼の知的好奇心を満たすのは不可能だと思うし、それは期待していません。

でもね、親として、学校の先生と一緒の方向を向いて彼を見守り育てていきたいという気持ちは誰にも負けないくらい持っています(つもり)。

少しでも知識をつけ、息子のことを理解したい。そんな一心で専門的な本も多少読んでいます。

↓自閉スペクトラム症の本をまとめたもの(2017.7の記事です。)

頭でっかちにならないよう、目の前の息子をしっかり見ながら一歩ずつ前進して行きたいです。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪


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