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学校の面白いを歩いてみた。[前屋毅著]感想&概要まとめ


学校の面白いを歩いてみた。[前屋毅著]の感想&内容まとめです。

読んでみての感想

面白くなければ教育ではない!という前書きから始まる、取材をもとにしたレポート形式の本です。時代に則した「面白い」教育を実践している人たちの考え方が紹介されています。

分かりやすい実例が豊富なので、学校関係の人のみならず、子育て中の人、後輩を育てる立場の人、勉強を楽しみたい大人が読んでも参考になる本だなと感じました。

 


※著者の前屋毅さんは、教育問題や社会問題を主に取り扱っているフリージャーナリストです。他にも教育現場の7大問題ブラック化する学校 (青春新書)ほんとうの教育をとりもどす 生きる力をはぐくむ授業への挑戦学校が学習塾にのみこまれる日、などの著者があります。


 

今回の読書ノート

10以上の実例が紹介されていますが、その中でも特に気になった2点に絞ってまとめました。

※自分の解釈や経験をもとにまとめたノートです。本の内容とは違う点があります。

 

では、1つずつ解説していきます。

「勉強は面白い」と思えるか?

「主体的・対話的な深い学び(アクティブラーニング)」という言葉が文科省からもしきりに伝えられています。

個人を尊重する(違いを認める)授業で対話が生まれ、自分の頭で考える、つまり「主体的」に行動(自分の意思・判断で行動)することで深い学びへとつながります。

このように、受け身ではなく主体的に学習をすると、「勉強は面白い!」と思える。社会人になってからの勉強の方が面白いと感じるのは、それが主体的なものだからなのかな〜。

 

↓「主体的・対話的な深い学び」の例

「使える英語」を身につける授業

P54〜P65:実際に世の中で「役に立つ」英語の授業をする教員(千葉県柏市)

その内容は、、、

  • 気づくための仕掛け(環境)づくり
  • 頻度(重要なことには何度も触れる)
  • 再現ノート(学習の振り返りと定着)

一方的に教え込む授業ではなく、自然に英語が身につくという仕組みになっています。

楽しみながら学習し、気づいたら英語が話せるようになっていた!なんて理想的ですね。

先生が「主役」にならない授業を保護者に理解してもらうために、プレゼンテーションまで行う徹底ぶりです。

 

↓もう一つの例です。

「対話型鑑賞」で身につく力

P68〜P91:美術鑑賞を梃子(テコ)にして学校を変える取り組み(埼玉県所沢市・愛媛県)

これも先生が「主役」にならない授業です。教師は、子供達の声をよく聴く「ファシリテーター」として動きます。

「どうしてそう考えたのか?」と問うと答えに迷う生徒も、「どこから(どの部分から)そう思ったのか?」と問うと答えやすいそうです。

教師が上手にファシリテーターの役になると、子供たちはどんな意見でも聞いてもらえる!と安心して対話を始めます。

そうすると、「正解のない問い」に向き合う力「異なる意見」に耳を傾ける姿勢が身につきます。これからの時代に必要な力ですね。

 

 

教育の目指すところ

P94〜P126:生徒・児童中心の考えが学校を変える!

世田谷区長・保坂展人さんの言葉

教育は、人生を豊かにして、選択できる可能性を広げ、バックアップしていく役割でなければいけない。それが原則です。

これって、育児、後輩育成、個人的な勉強にも言えることですよね。

 

深い学びは熱中・遊びの中にある

知識重視の社会では、「必要がない」という扱いを受けていた「遊び」にこそ、個性があり独自性が隠れている!!机にしがみついて勉強ばかりしても、イノベーションは起こせないということですね。

確かに、過去に偉大な発明をされた方々が閃くのは、机の上だけではありませんでした。脳科学者の茂木健一郎さんも、小さい頃は蝶々を追いかけるのが大好きな子供だったそうです。

そういう原体験はとても大事。大人になってからも「遊び心」を忘れずに、楽しく追究する毎日を過ごせる人は、子供から見ても面白いし、いいロールモデルになれそうです。

 

信頼関係は話をよく聴くことから

話をよく聴く(聞く)ためには、話しかけやすい雰囲気が大事です。そのために、「機嫌よく、暇そうにしている」と良いそうです(笑)

確かに、いつも忙しそうで機嫌の悪い人には、こちらから話しかけたくないですよね。

教師として、親として、上司として、同僚として、、、、いつも「機嫌よく、暇そうにしている」人でありたいものです。

 

 

参考図書

↓今回の本

学校の面白いを歩いてみた。[前屋毅著]

↓前屋毅さんの著書。学校の面白いだけじゃなく、問題も読んでみたいです。

教育現場の7大問題

 


愛媛県の小中学校に「対話型鑑賞」の普及活動をされている、美術館学芸員の鈴木有紀さんの著書です。(学校の面白いを歩いてみたの第5章、P82〜で詳しく紹介されています)

↓amazonで試し読みができます

教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方

 

 


こちらは、企業の成功&失敗法則を学校現場に持ち込むという、画期的な思考法の本です。

↓amazonで試し読みができます

学校をおもしろくする思考法―卓越した企業の失敗と成功に学ぶ

 

 

 

まとめ

「主体的・対話的な深い学び」は、子育て・後輩育て・自分育てにも役に立つ考え方。勉強を楽しむ大人になって、社会の子供達のロールモデルになろう!

目の前にいる我が子を始め、未来を担ってくれる子供達が「希望」を感じられるように、私たち大人が明るく前向きに生きていけるといいですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^^)

今日も良い一日を〜♪