戦略的ペン字練習法:美文字になると人生が楽しくなり得をする!

ひどいクセ字を、なるべくお金をかけず、ほぼ自力で矯正するための練習方法です。

ポイントは3つ。

  • メンターを決めて楽しく練習
  • 練習帳は1冊だけ!無料教材を賢く活用
  • 脳の報酬サイクルを意識

挫折しないためには、自分でモチベーションを上げる工夫が必要です。

字が汚いと損をする

世の中には、何も練習しなくても字が整っていている人と、どうしてもクセ字になってしまう人がいます。

私は間違いなく後者でした。

小学5年生の時、あまりに字が汚いことに嫌気がさし、親に頼み込んでペン習字講座に申し込んでもらいましたが、途中で挫折。(お金を出してくれた両親、ごめんなさい。。。)

キレイな字とは無縁のまま大学まで進学しました。

でもまあ、自分が読めれば苦労はしなかったので、そのまま汚文字を放っておきました。

時が流れて大学生の時、飲食店のバイトで注文を取ったら、注文用紙の自分の字が読めずに落胆したことがありました。(個人経営の小さなお店だったので、紙に注文を書いていました。)

タイミング悪く、「何を頼まれた?」と、厨房にいた人にその注文用紙をのぞき見られ、「読めない。。。」とつぶやかれて、さらに落ち込む。

ーーーお客さんが早口だったから。

ーーー立って書いたから。

ーーー寒くて手がうまく動かなかったから。

言い訳をたくさん考えましたが、事実は、私の字が汚かったということです。

きっかけはこれだけではありませんが、とにかくキレイな文字を書けるようになりたい!!と、再び文字の練習をするようになりました。

↓そして、、、

努力の甲斐あって、ゆっくり書けば人に見られても恥ずかしくない字(まだまだ練習中ですが)を書けるようになりました。

今年の年賀状です。いつか筆ペンでの宛名書きにチャレンジしたいです。

ペン字練習を続けて綺麗な文字になると、人生が楽しくなり、何だか得をしたなと思うことが増えます。

字を練習することのメリット

  • 文字を静かに練習すると、心が落ち着く。
  • ノートや手帳、書類などを見るのが楽しくなる。
  • 人から一目置かれ、承認欲求が満たされる。

つまり、毎日続けることで、自己肯定感が上がるのです。

戦略的に練習をする

飽きっぽい私が、挫折することなくペン字練習を続けられた要因を、分析してみました。

メンターを決めて楽しく練習

美文字レッスンの本を読んで、この人のようになりたい!!と思った人が2人います。性別を超えて、私の憧れの人です。

1人目は中塚翠涛さん。空間を書でデザインするという独自のスタイルをお持ちで、文字だけでなく立ち居姿もキレイな書道家の女性です。

もう一人は、横浜国立大学教育人間科学部教授の青山浩之先生です。各種メディアでは、「美文字王子」「美文字研究家」として紹介されることが多いです。書道の研究、学校教員の育成だけでなく、文部科学省検定教科書の執筆や編集も行っています。

青山浩之先生の公式サイト

↓小学生向けの本も出版されています。とても分かりやすいので、子供用だけにするのはもったいない感じです。

お二人ともお会いすることはないですが、私の美文字メンター(こんな人になりたい!と憧れる人)です。

メンターが存在するだけで、目指すべき姿が掲げられるので、モチベーションが上がります。


〜余談〜

飽きっぽい私にとっては、メンターと同じくらいコーチ(直接指導する人)の存在が大事です。

私にとっての一番のコーチは、ご縁があって仲良くしてもらっている元同僚の先輩(お習字の先生)です。2ヶ月に一回くらい、お茶をしながらアドバイスをもらっています。

ずっと頼りっぱなしだと自立できないので、普段は、自分が先生役になって添削をし、喝を入れています。


練習帳は1冊のみ!無料教材も賢く活用

30日でクセ字がなおる人は、この世の中にどれくらいいるのでしょうか?

自分も含めて多くの人が、30日分の練習をしても「クセ字がなおる」ことはないと思います。

邪道ですが、私はこんな風に練習をしました↓

冬場だと、手も温まって一石二鳥です。※火傷や乾燥には十分注意してください。

美文字はフォントではないので、お手本を書く人によって文字の形やポイントが随分違います。

何冊も練習帳を買い込んで書き込むよりも、この人!と決めた人のテキスト1冊を、破けるくらいに使い込んで、脳内に美文字をインプットする方が確実に上達します。

メンター(お手本を書いている人)の筆脈を感じながら、その人が横にいると想像しながら練習すると、記憶に残りやすいです。

おすすめの書き込み練習帳

↓書き込み練習帳で、私が唯一、最後まで活用したものです。

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↓図書館で何度か借りた本です。教員養成のプロ、青山浩之先生が教える「正しい日本語の書き方」も勉強になります。


↓カタダマチコさんの著書です。リンクから立ち読みできます。


↓ここだけの話、小学校の書写の教科書だともっとお安いです。

youtubeで学ぶ

メンターであるお二人の講座に通う金銭的余裕はないけれど、インターネットがあれば臨場感たっぷりの講義を受けることができます。

青山浩之先生の「大人の美文字レッスン」。話し方も知的で、スッと内容が頭に入ります。

練習に飽きてきたら、中塚翠涛さんの活動を見て心を磨くのもアリです。繊細かつ大胆な芸術作品、素敵すぎます。


〜余談〜

たまたま「ペン字 横浜」という検索で見つけたペン字教室です。オシャレな雰囲気でいいな〜。お金に余裕があれば、行ってみたい!

横浜みなとみらい、大人のペン字教室【the BASIC】

智伊先生が教えている動画↓です。「美文字トレーニング、きれいに書くコツ!」。

インスタグラムで学ぶ

美文字をSNSに投稿している人はたくさんいます。自分の好みや価値観にしっくりくる人をフォローすると、定期的に脳内に美文字が記憶されます。

↓私がフォローしている、カタダマチコさんのインスタです。動画で見ると、どこに力を入れて、どこをゆっくりと書くのかのコツが分かります。

見るだけで、ため息が出ます。こんな達筆だと、人生が変わりそうです。

無料ワークシートをダウンロードする

ひらがなは全ての基本なので、自分でワークシートを作って練習をしています。毎日ではなく、脳内文字が乱れてきたと感じたら取り組んでいます。

脳の報酬サイクルを意識

脳の報酬サイクルとは、小さな達成感の積み重ねで、大きな目標を達成していくという脳科学のメソッドです。スパイラル階段を上がっていくように成長します。

↓詳しくは、こちらの記事にまとめています。

好きこそ物の上手なれと言います。勉強や練習を楽しむためのコツ&考え方はこちら↓

まとめ

メンターを決めて、毎日楽しく練習しよう♪

書道家によって、文字の形が違います。中塚翠涛さんの文字はしなやかで美しく、青山浩之先生の文字は端正整った読みやすい文字です。

カタダマチコさんの文字も素敵すぎて惚れ込んでいるので(笑)、見ているだけで幸せです。

正直言って失敗(高いペン習字講座、図書館で何冊も借りた本)もありましたが、試行錯誤した結果、このような方法でペン字練習を続けています。

美文字でなくても、生きていけます。

でも、美文字の方が自分に自信が持てるし、人生が楽しくなります。

私は字が汚いのがデフォルトなので、今でも、速く書いたり手がかじかんでいたりすると、本当に読めない汚文字になってしまいます。

これは体質と同じで、仕方がないことだとキッパリ諦めています。

落ち込む暇があったら、コツコツと練習を習慣化し、脳内文字をメンターのような美文字にすることを目指したいと思います。

毎回振り返りをし、前よりも上手になった自分の文字を眺めて満足する(報酬サイクルを回す)と、自己肯定感も上がりそうです。

100字できれいになるボールペン字練習帳に書いてある、青山先生からのメッセージです。言い回しもスマートですね。

↓水筆や、万年筆も取り入れています。良かったらご参考に〜。


ご訪問、ありがとうございます。

今日も、良い一日を〜♪


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