万年筆:初心者を卒業してインクボトルに挑戦!

万年筆初心者の私が、カートリッジを卒業してインクボトルに挑戦した話です。

今までの万年筆の振り返り

自分がお金を出して購入したものを記録しておきます。

プラチナ万年筆 プレピー 0.2mm 

1年半前に初めて手に取った万年筆は、かわいい名前の「プレピー」です。(真ん中の万年筆)

このプレピーは0.2mmだけあって、細かい文字が書きやすいです。

万年筆なのに、まさかの300円台(2019.6当時)というお値段も、購入の決め手になりました。

慣れるまで少し時間はかかりましたが、私の持っているどのボールペンよりも細かく書けるので、小さい文字用に毎日使っています。

↓詳しい仕様については、こちらでまとめています。

プラチナ万年筆 プレジール中字

次にお迎えしたのが、事務キチで出会ったプレジール。

私にしては、背伸びをした買い物でした。(でもまあお安い。)

↓詳しい仕様はこちらでまとめています。

このプレジールは、中字なので太く大きい文字を書く時に、、、、使うつもりでしたが、そんなに大きな文字を書く機会があまりなく、1ヶ月に2〜3回ほどしか使用していません。

先ほどのプレピー同様、1年経ってもペン先のインクが固まらないという「スリップシール機構」を搭載しているから、長いこと使わなくても平気なのが救いです。

たまに、思い返したように、裏紙に文字練習しています。

※以上の万年筆は、普通のカートリッジを使用しています。

インク沼に片足を入れる

ここからが、本題です。

↓今年、自分の誕生日プレゼントとして購入した、セーラー万年筆の一族です。

SNSで書きやすいと話題になっていた、「ふでDEまんねん」をどうしても試してみたくて、ついでにコンバーターとインクもお迎えした次第です。(四季織の「雪明」は未開封)

↓万年筆について

セーラー万年筆 ふでDEまんねん

この万年筆の最大の特徴は、約40度にペン先が曲がっているところ。

万年筆なのに、筆ペンのような文字を書くことができます。

↓買った当日に書いた文字。まだ味が出せていませんが、本当に使いやすいです。(個人の感想です。)

強弱をつけて書きやすく、筆跡が太くなりすぎない。

筆ペンと万年筆の、双方の良いとこどりです。

こういうマルチな文具、私は好きだなぁ。

↓インクについて。

コンバーターは怖くない

カートリッジしか使ったことのない私にとって、インクもコンバーターも未知の世界でした。

今まで、何となくハードルが高くて手を出せずにいましたが、「無知を恐れず未知を楽しむ!」(当時読んでいた本に書いてあった。)という言葉に背中を押してもらい、ワクワクしながらインク沼に片足を突っ込みました。

以下、初コンバーターの記録です。

↓まず、ふでDEまんねんのペン先を分解します。コンバーターも開封。

↓コンバーターを取り付けたところ。カートリッジと同じ感じで装着しました。

コンバーターのピストンを下げて、インクボトルにペン先を入れて、くるくる回してピストンを上げると、、、、インクが吸い上がってきました!!

と、ここまですんなりと成功したように書きましたが、最初はインクが吸い上げられなくて「なんで?」「不良品?!」と焦りました。

よ〜く調べてみると、ペン先だけでなく軸の部分までしっかりとインクボトルに浸ける必要があると判明。

汚れる覚悟で、軸までしっかりと浸してから吸い上げると、うまくいきました。

ふぅ。(2回目からは、何の苦労もなく吸い上げました。)

↓使用したインクは、セーラー万年筆の顔料系インク「ストーリア『パープル』」です。

インクボトルが綺麗でお気に入り♪

こんな風に感情が伴うと、忘れられない思い出になりますね。(←大げさ。)

もっと使いこなせるよう、日々精進していきます。

万年筆の練習環境を作る

本を購入して練習する方法もありますが、おそらく、私はそれだと続かない。

そう分かっていたので、日々の生活の一部に取り込むことにしました。

日々の生活に万年筆を取り入れる

具体的に言うと、学校からのお手紙に保護者が書き込む欄があったら、ボールペンではなく万年筆で書いたり、インフルエンザの問診票を万年筆で書いたりと、手の届く場所に万年筆を置いてボールペンの代わりに使っています。

#朝活書写を万年筆で

以前より続けているツイッターの「#朝活書写」も、先月から万年筆で書いています。

↓朝活書写については、こちらでまとめています。

↓使用しているのは、ブラウニー手帳。は水筆を使っても裏写りしないので、色付けもしています。

↓最初に比べると、だんだんと太さの強弱もつけられるようになってきたかな〜。

小さい字は、プレピーです。インクはカートリッジのライトブルー。

このカートリッジが終わったら、雪明(ゆきあかり)のインクを入れてみます。

↓ふでDEまんねんは太さが自由自在なので、絵も描きやすいです。

↓絵をふでDEまんねんで描き、トンボ鉛筆ABTで彩色する過程はこんな感じ。

↓トンボ鉛筆ABTについては、こちらで詳しくまとめています。

↓万年筆でも裏抜けしにくい「ブラウニー手帳」については、こちらでまとめています。

参考リンク

↓ふでDEまんねんは、amazonや楽天などで定価よりも安く買えます。

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でも、、、私は旧ロゴ(軸に大きく刻印)じゃなくて新ロゴ(キャップに小さく刻印)がよくて、さらにパールピンクが欲しかったので、↓公式ページから定価で購入しました。


万年筆の通販|セーラー万年筆(ふでDEまんねん)


新ロゴの方が目立たなくてオシャレに見えるのは、私だけでしょうか・・・?(家のみで使う予定なので、そこまでこだわらなくても良かったかなとも思いますが。)

↓コンバーターは、こちらを使っています。

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↓インクはストーリアのパープルです。顔料系インクなので、にじみにくく、裏写りも少ないです。

あとがき

私が美文字練習をしているのは、ただ単に文字の見た目を整えるためではありません。

書いた文字を見てくれる人のことを想像しながら、一文字一文字に気持ちを込めて書くのが好きだからです。

その「見てくれる人」は、時には家族だったり、自分だったり、SNS上の名前も知らない誰かであったりもします。

字が美しい人は、心も美しい人です。

誰かのことを想って、丁寧に書こうとするそのココロは、淀みのないもの。

以前読んだ美文字練習の本に書いてあった言葉ですが、あながちウソではないと思います。

一朝一夕では手に入らない、美文字への道。

すぐに100点満点のお手本みたいな字は書けないけれど、書く時は120%の気持ちを込めて書くようにしたいです。

その過程を楽しむことができれば、なお良しですね。


余談ですが、私はその昔、本当にひどい汚文字しか書けませんでした。

それでも努力の結果、ゆっくり書けば、何とか人前でも恥ずかしくない文字が書けるようになりました。

↓私がひどいクセ字を矯正した方法です。


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