トンボ鉛筆の「デュアルブラッシュペンABT」は、透明感のある彩色が簡単にできる魔法の筆ペン。
小さい頃から絵の具に苦手意識を持っていた私でも、お手本を見ながら簡単に描くことができるし、子供達に使わせても筆先がダメになる心配なし。
速攻でハマり、隙あらばお絵かきしています。
何と言っても、この発色の良さはさすがプロ仕様。
感動を忘れぬうちにレビューします。
デュアルブラッシュペンABTとは
ABT は、Art Brush Twin の頭文字を取ったものです。
発売は1984年。
プロフェッショナル向けの画材として、30年以上の歴史のあるグラフィックマーカーです。
水性顔料インクなので、裏抜けしにくく鮮やかな発色が特徴。
混色や重ね塗りも可能なので、絵の具のような深い透明感を出すことができます。
本格志向のツイングラフィックマーカー
「フレキシブルファイバー」の筆先は、コシがあって割れる心配もなく、思いどおりの太さの線を描くことができます。
筆ペンと対になっているのは、0.8ミリの細芯です。
使ってみるとわかる、筆先のしなやかな弾力性。
2つ重ねると可愛いハートになります。
色バリエーションは108種類
色展開は、圧倒の108種類。
3桁でナンバリングされており、上2桁で「色相」を、下1桁で「色調」を表しています。
つまり、下1桁の番号の近いペンを使うとまとまった印象になります。
↓参考:Pinterestで見つけました
↓詳しくはABT特設サイトをご覧ください。
https://www.tombow.com/sp/abt/products/water-based/
基本の使い方
塗った上から水筆ペンでなぞると、ぼかすことができます。
色の混ぜ方は塗り足す以外にも、カラーレスブレンダーを使って馴染ませたり、薄い色の穂先に濃い色のインクを直接つけて描くこともできます。
グラデーションの出し方も、水筆でなぞる以外に、穂先を水につけて淡い色から元の色になる方法や、ブレンダーで色をとって濃い色から透明にする方法があります。
いずれの場合も、家にあるクリアファイルや小鉢などがパレットや水入れがわりになるので、特別な画材を買う必要がありません。
お手本の宝庫 | FUN ART STUDO
では、実際にはどのような描き方があるのでしょうか?迷ったら、プロのお手本を参考にしよう♪
トンボ鉛筆ファンアートスタジオでは、「アートをもっと楽しく身近なものに」をコンセプトに、プロの描き方をブログ形式で発信しています。
無料でダウンロードできるガイドシートや、テンプレートもたくさん。
私みたいに何を描いて良いかわからない人にとっては、無料のアートスクールのようなありがたさです。
↓詳しくはトンボ鉛筆 Fun Art Studio のページをご覧ください。
https://tombow-funart.com
↓ABTアートコンテストのページも、素晴らしい作品がいっぱい。目の保養になります。
https://abtcontest2020.com
※以上、楽天市場の写真を使用しています。
ABTで描いてみた!
私が今回購入したのは、パステルカラーの色合いが素敵な6本セット。
パッケージが可愛いので、そのままペンケースとして使っています。
手帳に鉱石を描く
トンボ鉛筆 Fun Art Studio のページを参考に、#朝活書写を書いているブラウニー手帳に、鉱石を描きました。
同じ顔料系インクを使っているセーラー万年筆とも相性がGood!
スケッチブックに練習
パッケージに描いてあったお手本を参考に、マルマンのスケッチブックに描きました。
あれれ?思ったよりも簡単。
もっとたくさんのお手本を真似して、力量を上げていきたいです。
子供と楽しむ
9歳の息子と一緒に作った、アート作品です。
こちらも、トンボ鉛筆 Fun Art Studio のページを参考にしました。
作っているところ:
マスキングテープを貼ります。
好きな色を塗っていきます。
塗り終わったところです。
水筆で上からなぞります。全部じゃなくてもOK。その方が質感が違う箇所が出て面白いです。
慎重にマステを剥がします。
(マステの本来の使い方って、これですよね。)
途中でママに交代。子供が剥がすのは難しい様子でした。
左:塗っただけ 右:ボカシ後
結局、真ん中もぼかしたいということになり、後から水筆でぼかして完成。
マステを剥がすところだけ手伝いましたが、子供だけでも楽しめます。
イマイチな点と対策
個人的に戸惑った点と、対応策を記録しておきます。
どの色を買おうか迷う
108色もあるのです。
初めて買うにあたり、どれを買おうかかなり迷いました。
↓対策↓
セットを買いました。プロの選定を信じて。
後から考えると、違うセットの方が良かったかな〜とも感じました。後述します。
キャップと実際の色が違う
どのペンを買っても言えることなのですが、実際に紙の上に描くと予想とは違う色でした。
↓対策↓
色見本を作る。(これから作ります。写真は楽天市場さんのもの。)
↓ABT特設サイトにて、カラーチャートを無料でダウンロードすることができます。
https://www.tombow.com/sp/abt/products/water-based/
紙との相性がある
絵の具と同じ表現ができるので、絵の具を使ったのと同じくらいの水分量になります。
普通のコピー用紙だと、何度か重ねて塗ったり水筆を使ったりすると、裏まで色がしみてしまうことがあります。
↓対策↓
1、スケッチブックを使う。
マルマンのスケッチブックを昔から愛用しており、各種サイズが家にあります。
今回使ったのは、B6サイズ。絶対に裏抜けしません。
ハガキよりもひと回り大きい手頃なサイズ感です。
2、良質なノートや手帳を使う。
水彩画でも裏抜けしない紙は、探せばあります。
例えば、私が使っているブラウニー手帳。普通の紙のように見えますが、万年筆でも裏抜けしない優れものです。
↓冬に向けての愉しみも描いてみました。
水筆いっぱい使ってボカシ効果を入れたのに、少しも裏に抜けていません。この紙質は最高です。
↓ブラウニー手帳については、こちらで詳しくまとめています。
参考リンク
↓今回購入したセットです。ファンシーのほか、ナチュラル、ノルディック、ボタニカルと、テーマに応じた4種類があります。
↓基本セットもあります。透明ブレンダー(N00)付き。
↓ハンドレタリングの基本セットもあります。
↑三原色と黒のABT、ブレンダーN00、枠線などを描ける「筆之助しっかり仕立て」。さらにハンドレタリングの練習BOOKもついて1000円以下!ABTの定価が1本330円だから、かなりのお得感。三原色があれば、どんな色も作れるからこれでよかったのかも。。。。(こっちを買っておけば良かったかもと後悔しつつ、ファンシー6本の色合いは好き。)
あとがき
まだ使い始めて2日です。
なのに、こんなに楽しいなんて!
さすが30年のロングセラー商品。
色や使い心地に文句なしです。
たくさん使って、
仲良くなれるといいな。
ご訪問ありがとうございます!
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