メタシルと相性の良い紙は?書きごこちや濃さの違いを徹底検証!

SNSなどで話題の、芯まで金属の鉛筆「メタシル」。書きごこちや、紙の種類による濃さの違いなどを検証&レビューします。

メタシルとは

メタシルは、鉛筆のような形状の筆記具ですが、軸も芯も全て金属でできている”メタル”ペンシルです。

色バリエーションは6色。(ブラック・ホワイト・ネイビー・ベージュ・レッド・ブルー)

特徴は、大きく分けて以下の3つです。

  • 削る必要なし
  • 消しゴムで消せる
  • 手が汚れにくい

1つずつ簡単に説明します。

削る必要なし

メタシルの芯は、黒煙を含む特殊合金でできています。

紙との摩擦によってそれらの粒子が付着し、筆跡となる仕組みです。

分解は推奨されていないけれど、、、こんな形になっています。

金属のペン先なので摩耗しにくく、削らなくても書き続けられます。

消しゴムで消せる

金属芯なのに、消しゴムで消すことができます。

特別な消しゴムを準備しなくてもOK。

フリクションみたいに熱で消すのではなく、普通の鉛筆同様に、紙に入り込んだ黒鉛を取り出す形です。

手が汚れにくい

鉛筆のように黒鉛の粉が出ないので、擦れても汚れにくいです。

水にも強く、絵の具や水性マーカーで上から描いても滲みません。

発売日と販売店舗

発売日は2022年6月下旬で、店舗により入荷時期は違います。

私は近所のロフトに立ち寄ったら、ラッキーなことにたまたま在庫がありました。

お店の人に聞いてみると、「人気商品なので、各色5本ずつしかに入ってこなかったんです。お一人さま各色1本までの販売とさせていただいています。」とのことです。

その店舗では赤・紺・青は人気みたいで、残り2本でした。それに対して白・ベージュ(グレーっぽい色)は5本残っていました。


その他、アマゾンや楽天でも取り扱いがあります。

ただし、定価990円(税込)に対して価格設定がやや高めのところが多い印象です。

予約販売は「完売」「終了」の文字が目立ち、定価で販売しているところは1〜2ヶ月先のお届け日になっているところもありました。(2022.7.1現在)

メルカリでは高値で転売されているものも見受けられるので、注意が必要です。

↓参考までに、リンクを載せておきますね。(2022.7.21追記:色を選ばなければ、定価同様の価格で購入することができるようになりました)

created by Rinker
サンスター文具(Sun-Star Stationery)
¥590(2024/11/30 03:41:26時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
サンスター文具(Sun-Star Stationery)
¥880(2024/11/30 03:41:27時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
サンスター文具(Sun-Star Stationery)
¥2,901(2024/11/30 03:41:27時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
サンスター文具(Sun-Star Stationery)
¥1,890(2024/11/30 03:41:28時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
サンスター文具(Sun-Star Stationery)
¥630(2024/11/30 03:41:29時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
サンスター文具(Sun-Star Stationery)
¥1,870(2024/11/30 11:34:15時点 Amazon調べ-詳細)

書きごこち&濃さ

口コミでは「薄い」との評価が多いですが、普段HBのシャーペンを使っている私には、まあちょっと薄いかな?のレベルでした。

※私は筆圧が強い方で、次のページがボコボコしてしまうのが嫌で、下敷きを使っています。

↓NOLTYノート(NOLTY手帳と同程度の紙質)に書いたところ。

サラサラっと気持ちよく書けました。

↓普通のコピー用紙に書いたところ

試した紙の中では、最も濃い色が出ました。

↓小学校からのお手紙に書き込んだところ

正直言って薄すぎでした。

↓スケッチブック(maruman)に書いたところ

こちらは、え?!ってくらい薄くてびっくり。筆圧を可能な限り強めて書いたら見えますが、これだと画用紙がへこんでしまいます。

↓比較対象として、鉛筆シャープ(芯の濃さはB)と並べたところ。

私だったら、スケッチブックには普通の鉛筆か、鉛筆シャープを使うかな。

↓鉛筆シャープについては、こちらで詳しくまとめています。

↓付箋にも書いてみました。リスト一番上が普段使いしているHBのシャーペン。残りの項目がメタシル。

写真だと分かりにくいですが、参照するには問題ない濃さです。

硬い机の上で書くと、HBよりも少し薄いかなというレベルの濃さで書くことができます。


以上の検証から分かることは、紙質によっては極端に色が薄くなるということ。

残念ながら、学校の宿題プリントに書き込むのには向いていません。

もともと説明には「2H程度」とあり、子供用には想定していなかったので、別段ショックではありませんでしたが。

この先、もう少し濃い替芯が出て来ればいいな〜。


良いところは、本当に手が汚れず、擦れに強いこと。

これならリングノートやルーズリーフに書いて持ち運んでも、紙同士がこすれて見づらくなることは少なそうです。

↓擦ってみたところ(上がメタシル、下がHBの鉛筆)。

ただし、書いた裏から筆圧を加えると、カーボン紙みたいに文字がうっすら写ります。(鉛筆よりは薄いけど)

ノートに使うのならば、下敷きを使う方が良さそうですね。

※↓こんな感じに、わざと裏から筆圧を加えてみました。

買おうかどうか迷っている人へ

私もそうだったのですが、販売前の告知が魅力的で、かなり手に入れたくて色々と検索しました。

使い勝手だけを考えると、色味が薄いし、慎重に取り扱う必要がある「大人の嗜好品」です。

でも、、、見た目がカッコイイし、アイデアが面白い!

やっと手に入れたのが嬉しくて、色々と試し書きをして楽しんでいます。

ペンの書き比べが好きな人や、シャーペンだと手帳やノートが汚れて嫌な人は、試してみる価値ありです。

ちなみに、芯先を締め込みすぎるとパーツが取れたり、落とすと芯が割れたりすることがあるようなので、、、↓娘が持っていたラバー製のキャップをはめて保管しています。見た目はイマイチだけど、これで安心♪

通販では似たような金属鉛筆がたくさん売られており、クリップや消しゴム付きのものもあるので、レビューを参考にしながら試してみるのもありですね。

2022.11.12追記

metacii light knock(メタシル ライト ノック)が、2022年11月下旬発売だそうです!

ペン先が守られているから、わざわざキャップをしなくてもOK。

価格も385円(税込)と、お財布に優しいです。


↓公式サイト
https://www.sun-star-st.jp/items/221110011217/


ちなみに、、、、私はどうしても消しゴム付きで使いたかったので、↓こんなふうに改造して使っています。

無印良品の「両端がつかえる鉛筆キャップ」に、片方はメタシルの芯、もう片方には古くなったモノグラフの繰り出し消しゴム部分を入れています。

↓逆さにして、100均の歯ブラシ立てに常駐。

芯を出す必要がなく、しかも消すことができるので、咄嗟のメモに重宝しています。


ご訪問ありがとうございます!

conote.infoでは「文具で暮らしを楽しくする」をモットーに、文具や手帳の使い方を発信中。

手帳リフィルはPDFとしてダウンロードできるので、日々の記録を残すライフログとしても活用できます。

↓新しく作成したリフィルは、こちらで配信します。

conote note を詳しく見る

※今後も継続してリフィルを作成するために、conoteでは皆様からの寄付を募っています。

conote運営支援のページへ

※更新情報は以下のSNSでお知らせしています。
twitter、Facebook、instagrampinterest

※ご紹介した商品は、楽天ルームにも掲載しています。


conoteの最新記事をおしらせします!