ペンコーナーで一度は見かけたことがあるはずの「マイルドライナー」。
単色使いでもかわいいですが、何色か組み合わせて使うのもおすすめなんです!
ですが、色の組み合わせは意外に難しいもの。
大事に残したいページだからこそ、失敗をせずにまとめたいと思いませんか?
そこで今回は、マイルドライナーの色選びのコツをご紹介します。

マイルドライナーとは?
まずは、マイルドライナーについて紹介しましょう。
マイルドライナーは、ゼブラ株式会社が製造しているラインマーカーのシリーズです。

公式サイト
マイルドライナー|ゼブラ
一般的なマーカーペンといえば、蛍光色が中心。
ラインを引いた部分を目立たせることが目的のペンでした。
その常識と一線を画したのが、マイルドライナーです。
「マイルド」と名乗るだけある穏やかな色味が特徴のマーカーは、蛍光感が控えめ。
ラインを引いても目がチカチカしないので、目立たせつつページに馴染んでくれます。
↓ToDoリストの消し込みにもGood。

インクは裏移りのしにくい水性顔料を使用。
ノートや手帳など、普段使いをしやすいマーカーとして定番化しました。
写真映えするので、SNSでも、毎日のように見かけますね。

たくさんマークしても、騒がしくなりすぎないのも嬉しいポイント。
スタディプランナーで活用している人も多い印象です。

現在は35色もの豊富なカラーバリエーションを取り揃えており、限定パッケージでの販売をされることもありますよ。
もちろん自分の好きな色や、推しのカラーを選ぶのが一番!

「使っていてテンションやモチベーションが上がるアイテム」というのは、文房具の大事な役割ですよね♪
その反面、かわいく手帳やノートを彩りたい時に、35色もあるとどんな色を使えば良いのか迷ってしまいませんか?
ここからは普段からマイルドライナーを愛用している私が、色の組み合わせで意識しているコツをお伝えします!
基本ルール
色選びが苦手な方は、こんな行動に覚えはないでしょうか。
- とりあえず手元にあるペンを適当に取って使っている
- ぶっつけ本番でペンを選んでいる
- 「好きな色」「かわいい色」というだけで使うペンを決めている
これらの行動、実は私も覚えがあります……(笑)

色選びがうまくいかない理由の大半は「ぶっつけ本番で書いてしまう」「色の統一感がない」この2つだと思います。
深く考えずに描き始めて「なんだかまとまりがないなあ」としょんぼりしてしまう。
そんな経験は一度や二度ではありません。
なんだかうまくいかないなと感じたら、以下の2つの基本ルールを試してみましょう!
・必ず試し書きを行う
・色数は少なくする
↓具体的に解説します。
必ず試し書きをすべし!
一つ目は、「必ず試し書きを行う」です。

手帳などに最初から書くのではなく「今回はこの色味でまとめてみよう」と色を決めてから描き始めると失敗が少ないですよ。
また頭の中で色を選ぶと、実際の色味とイメージが異なる場合があります。
紙の色や紙質によっても、色の出方は変わるもの。
実際にペンを使い、色の組み合わせや濃淡をチェックするのが大事です!
色数は少なくすべし!
もう一つは、「色数は少なくする」こと。

手元にたくさんのペンがあると、あれもこれもと使いたくなりますよね。
ですが、たくさんの色を1つのページに使ってしまうと、統一感がないように見えてしまいます。
たとえばスーパーの陳列棚。
たくさんのメーカーの商品が並んでいるため、色数はかなり多いですよね。
棚全体を見た時の統一感はないはずです。
その一方、無印良品の陳列棚を思い浮かべてください。
同じブランドの商品とあって、パッケージの色数は少なく統一されています。
遠目から見ても「無印の商品が並んでいるなあ」と思うはずです。
ペンに関しても同じ。

使う色数が多ければ多いほど、統一感がないように見えまとめにくくなります。
ペンは多くても4本くらいに収めるのが◎
色選びに苦手意識のある方は、この2つを徹底するだけでも色選びが楽になりますよ!
それではここからは実践編。
少数精鋭にしなければいけない色を、どのように選べばいいかの例を紹介します。
色選びのコツ
選び方1:同色系2色を組み合わせる
まずおすすめしたい簡単な方法が、同色系2色の組み合わせること。
いわゆるワントーンです。
たとえば、緑と薄緑。(マイルドサマーグリーン&マイルドブルーグリーン)

バイオレットとライラック。(マイルドバイオレット&マイルドライラック)

薄いグレーと薄いブルー。(マイルドソーダブルー&マイルドクールグレー)

これらのように、同じような色味を2本使うだけで統一感が出ます。
黄色同士・ピンク同士などの同じ色の濃淡はもちろん、赤やオレンジなどの暖色系同士、青や青緑などの寒色系同士の2本でも良いですよ。
選び方2:同色系2色+アクセント色を組み合わせる
続いてオススメなのが、同色系2色を選んだ後に違う色味の1色をプラスする方法です。
先ほどのワントーンの組み合わせに、1色プラスしてみます。
たとえば緑と薄緑にオレンジをプラス。(マイルドサマーグリーン&マイルドブルーグリーン+マイルドハニーオレンジ)

ラベンダー色とパープルに黄緑をプラス。(マイルドライラック&マイルドバイオレット+マイルドシトラスグリーン)

薄いグレーと薄いブルーに黄色をプラス。(マイルドクールグレー&マイルドソーダブルー+マイルドゴールド)

これらのように、先ほどの色味に違う色味を1本使うだけでも印象がガラリと変わります。
色数が増えても、1色だけなので統一感はキープできていると思いませんか?
とはいえ好きな色を自由に選んでいいかというと、そうではありません。
アクセントカラーを選ぶコツは、色の温度が正反対のものを選ぶと◎
たとえば寒色系2色に対しては暖色系を選ぶとまとまりやすいですよ。

また、色のトーンは同じ方が散らかりにくいです。
パステルカラーならパステルカラーの、くすみからーならくすみカラーの3色で、2色+アクセントにしてみましょう。
選び方3:身近な配色を取り入れる
2つの色選びに慣れてきたら、ほかの配色も使ってみたくなるはず。
少し変わった配色にチャレンジしたいなら、自分の周りにあるものの配色を取り入れてみましょう♪
たとえば緑+オレンジ。(マイルドブルーグリーン+マイルドハニーオレンジ)

この組み合わせ、夕張メロンっぽい色味だと思いませんか!?
こちらは紫+黄緑。(マイルドバイオレット+マイルドシトラスグリーン)

この2色だと、なんとなく葡萄ワインの色味に見えますよね。
続いてピンク+ブラウン。(マイルドダスティピンク+マイルドベージュ)

桜の木のようにも、アポロチョコのようにも見えませんか?
ミントチョコレートを意識した、ブラウン+緑。(マイルドベージュ+マイルドサマーグリーン)

爽やかなチョコミントカラーが完成!もちろん森の色でもありますよ。
身近にすでに存在する色の組み合わせは、人の目に馴染む完成された配色です。
参考にして損はありません!
もし手帳で取り入れるときは、描きたいもののテーマカラーに合った2〜3色を選ぶと馴染みやすいですよ。
普段から「配色」「テーマカラー」を意識してみると、色選びがぐーんと楽になります♪
ちなみに、グレーはどんな色とも相性の良い万能色なので、1本持っておくと便利ですよ♪

色選び番外編:すでにセットになっている色を使う!
「自分の色選びに自信がない……」という方は、すでにセットになっている色を使ってみるのも手です。
マイルドライナーは、色の系統ごとにセット販売もされています。
今流行りの薄め(くすみ)カラーの2種類を載せておきますね。
↓シャーベットカラーが素敵な「やさしさマイルド色」セット

↓大人っぽい「ナチュラルマイルド色」セット

↑他にも、「渋マイルド色」「和みマイルド色」「親しみマイルド色」「晴れやかマイルド色」などのセットがあります。amazonの商品リンクから、全ての色バリエーションを確認できます。
さらに、限定品ですが「マイルドライナー トラベリングシリーズ」も発売されています。
こちらはマイルドライナー3色+SARASA2本が同梱されているので、これを使うだけでまとまりが出せちゃうんです!
↓例えばこれは、トラベリングシリーズの「エッフェル塔」セット

↓旅する塗り絵シール付き♪色使いの練習用としてもいいですね!

「エッフェル塔」の他には、「オリーブ」「ラクダ」「フラメンコ」「龍」「自由の女神」があります。

これらはメーカーとして「同じ色味」に設定してくれているペンたちです。
各国のイメージカラーが素敵だし、この中にあるもの同士で組み合わせると楽ですよ〜!
↓商品リンクから、全てのバリエーションを見ることができます。
まとめ
最近は、おしゃれな手帳をインスタなどにアップしている人が多いですよね。
「参考にしたいな」と思いつつ、何を参考にしたらいいかわからない方は多いはず。
今回の記事を参考に、まずは色からお手本にしてみませんか?
1本110円のペン数本でも、統一感のあるおしゃれなページは作れます!
この記事を参考にしつつ、ぜひあなたらしい手帳デコを楽しんでくださいね♪

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