今回は、「どうやって読書ノートをまとめているの?」という質問があったので、私の読み方&ノートへの書き方を、時系列でまとめてみました。
付箋の準備
まずは、本を開く前に付箋の準備。
印象に残ったところにパッと付箋を晴れるように、本の表紙または裏表紙に付箋をつけておきます。写真のように、少し斜めにずらしてから貼っておくと、1枚ずつ剥がしやすいです。
読み方&ノートの書き方
[はじめに]を読む
前書きの部分を、一番最初に読みます。著者が、どのような気持ちでこの本を書き上げたのかが、端的に書かれている場合が多いです。著者の気持ちがわかると、私は、本に感情移入ができて記憶に残りやすいのです。
ページに普通のミニ付箋。その中でも特に印象に残った言葉には、フィルム付箋を貼って目立たせています。
引用したい行の場所に合わせて、ミニ付箋を貼ると、フィルム付箋で目印をつけなくても良い場合もあります。
[目次]に目を通す
次に、そのまま目次にザッと目を通します。これで、本の流れがわかります。
目次を読みながら、気になったキーワードはを全て書き出します。↓コピー用紙の裏紙を使って、こんな感じに縦に並べて書くことが多いです。
[あとがき]を読む
目次を読み終わったら、本文は飛ばして、「あとがき」を先に読みます。ここにには、本の中の大事なポイントがまとめて書かれていることが多いです。
最後の方には、筆者の願いやこれからの展望が書かれていることもあり、これまたグッと感情に訴えかけられる感じです。
極論を言うと、このように「はじめに」「目次」「あとがき」を読むと、大体の内容が脳内に入ります。
そして、この時点で面白くないと感じたら、続きは読みません。
本文を斜め読みする
ここまで読んで、初めて本文へと進みます。
文庫本だと、30分を目安に、ザ〜っと勢いをつけて読みます。
気になったところや、後でじっくりと読みたい箇所には、迷わず付箋を貼っていきます。
立ち止まりません。
深くは考えません。
だから、斜め読み(速読)でいいのです。
その過程で、目次から拾ったキーワードに少しずつ肉付けメモをします。↓こんな感じ。これも、要点のみをササっとメモをします。
時間はあまりかけません。
精読<付箋の場所のみを再読>
2度目の本文です。
付箋の場所のみ読みます。じっくりと、味わいながら読んで、先ほどの紙になぐり書きしていきます。自分の思いや、過去の読書ノートで参考になりそうなことがあったら、これも書き込みます。
そして、区別がつくように大まかな順番を蛍光ペンでメモ。
ここまでで、1日の作業を終えることが多いです。
翌日このなぐり書きを見直して、まとめられるところや割愛するところを決めます。
下書きをする
(この行程は、省略することもあります。)
大雑把にレイアウトを決めます。
流れの組み直し作業をしながら、ノートに清書する準備をします。
※レイアウト決めが目的なので、こんなに文字をたくさん書く時は少ないです。
清書をする
「下書き」or「なぐり書き」をもとに、ノートに清書します。お気に入りのブルーブラックと、メタリックピンクが主に使うペンです。
↓色鉛筆でほんのり色付けをしたり、こんな風にめくれる仕様にしたりして、最終仕上げをします。自分が後で何度も読み返したくなるような、色合い&内容になるように心がけています。マスキングテープで飾り付ける時もあります。
SNSやブログでもアウトプット
記念に、本と一緒に写真を撮ります。そしてSNSやブログにアップすると、アウトプット完了です。
本文を読むのは、斜め読み1回のみ。あとは、付箋のところだけ再読なので、そんなに時間がかかりません。でも、こうやってアウトプットをすることで、確実に記憶に残るのです♪
そして、たくさんの読書ノートを作っていると、本で得た知識が、別の本の内容とリンクされることがあります。
これが最高に嬉しい瞬間なのです。
おわりに
昔から読書ノートは書いていましたが、樺沢紫苑先生の、「読んだら忘れない読書術」を参考に、少しやり方を変えたのがこの方法です。とてもしっくりきているので、しばらく続けてみようと思います。
私は、購入したのではなくて図書館で借りている本が多いので、マーカーやペンで本に書き込みながらは読めません。
そして、できれば図書館で借りた本には付箋を使いたくない。(糊が残ってしまう場合があるから。)
最近はちぎった紙を使ったり、単語帳を挟みながら読んだりしています。
どうしても付箋を使いたい時は、できるだけ糊を残さないように事前に付箋の品質をチェックしておき、貼り付けている時間が短時間になるように気をつけています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も良い一日を〜♪