休み疲れよサヨナラ!気持ちが前向きなる書籍5選

数年ぶりに行動規制のない冬休み。

お出かけをしたり帰省したりして、疲れがたまっていませんか。

朝起きても疲れが取れずに身体が重たく、運動する気にもなれず、気づいたらネットサーフィン。

そして気分転換どころか、膨大な情報に押し流されそうになる。

ちょっと待って!このまま行くと、うつ状態に入りますよ。

今回は、そんな時に考え方の方向転換をし、気持ちが前向きになる本を5冊ご紹介します。

(2022.1.1:更新しました。「5月病よサヨナラ」の記事に加筆修正を加えたものです。)

気持ちが前向きになる書籍5選

読みやすい順に書きます。

無理せず焦らず、サラリと楽しんで参考程度にしてください。

適当力[田中ウルヴェ京著]

1冊目は、田中ウルヴェ京さんの「適当力」です。

田中ウルヴェ京(みやこ)さんは、水泳選手として活躍し、1988年ソウルオリンピックのシンクロデュエットで銅メダルを獲得された方です。

現在は、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング上級指導士として、トップアスリートから経営者を中心に、メンタルトレーニングの指導、心理コンサルティングなどを行なっています。

スポーツ選手の強靭なメンタルとまではいかなくても、この本に書いてあることを1つずつ実践すると、精神的な安定を感じることができるでしょう。

↓読書ノート

※認知行動療法については、後述の参考リンク先の本が分かりやすいです。

↓内容の詳細

「打たれ強い心」のつくり方[田中ウルヴェ京著]

2冊目も、田中ウルヴェ京さんの著書。

「『打たれ強い心』のつくり方」です。

どんな時も平常心を保って実力を発揮するコツや、自己肯定感を上げる方法などが書いてあり、広い視点で「ストレス対処法」のノウハウを学ぶことができる本です。

著者の個人的な想いが鮮明に語られており、「人生の目的とは何か」を深く考えさせられます。

↓読書ノート

↓この図解を頭に入れておくと、自分の状態を冷静に見ることができます。

↓内容の詳細

「大局観」自分と闘って負けない心 [羽生善治著] 

3冊目は、羽生善治さんの「『大局観』自分と闘って負けない心 」です。

読んだら忘れない読書術」に書いてあった推薦本です。

次の一手を指す「知恵」を、羽生さんの将棋人生からゆっくり教えてもらえたような、しんみりとした読後感を味わえます。

「時短」「能率化」「4倍速」(笑)など、とにかく効率重視のライフハック的な本を多く読んでいたので、目の前の棋士との一局一局に真摯に向かい合う彼の姿に、何か、人として忘れてはならない本質を見た気がします。

人が物事を判断(選択)する際は、その人の今までの経験や生き方が反映されます。羽生さんの大局観は、今までの謙虚で誠実な闘いで培われてきた彼の財産なのだろうなと、本を読んで感じました。

私は、将棋は息子とたしなむ程度であまり詳しくないのですが、後半に多く書いてある将棋界の格言は、人生における普遍的なセオリーとして興味深かったです。

↓読書ノート

↓内容の詳細

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています[小林昌平著]

4冊目は、小林昌平さんの「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」です。

人類の知恵が詰まった、哲学の入門書です。哲学者1人1人の考えを、現代人の悩みに照らし合わせて紹介されているので、私のように哲学初心者でも臆することなく気軽に読めます。

1章完結型なので、どこから読み進めてもよく、もっと詳しく知りたいなと思ったら、各章の終わりに記載されている参考図書で学びを深めてもよし。

ああ、昔の人も同じようなことで悩んで、こんな風に問題を解決してたのだなぁと共感し、「自分ならこの哲学をどの場面で生かせるか?」を考えながら読むと、血となり肉となると思います。

↓読書ノート

↓内容の詳細

答えの出ない事態に耐える力:ネガティブ・ケイパビリティ[帚木蓬生著]

最後の5冊目は、コロナ禍だからこそ読みたい本。帚木蓬生さんの「答えの出ない事態に耐える力:ネガティブ・ケイパビリティ」です。

精神科医で小説家でもある帚木蓬生さんが、「ネガティブ・ケイパビリティ」という概念を主軸に、深い理解と高次元での解釈を得るための道筋を示した本です。

コロナ禍の今だから分かる、「結論を急がず悩み続ける能力=ネガティブ・ケイパビリティ」の重要性。

小説や古典のあらすじや解説も入っていて、まるで物語を読んでいるかのように知的に楽しめます。

私にはあまり馴染みのない人たち(詩人のキーツ、シェイクスピアなど)の、生い立ちを臆することなく読めたのは、分かりやすい文章のおかげです。

現代と過去の物語が交錯して、何冊もの本を読んだかのような読後を味わえます。

↓読書ノート

↓内容の詳細

参考リンク

認知行動療法のやさしい解説書です。ストレス対処法を身につけるのに役立ちます。

↓イライラの原因を分析し、心理学の知見をもとに建設的に対処する方法です。ワークシートタイプ。

↓新しいフォーマットもあります。

あとがき

5冊ともそんなに新しい本ではありませんが、どれも折に触れて読み返したいなと思った本です。

読書には、マインドフルネスと同じような効果があります。

思うようにパフォーマンスが上がらないからと焦ったり、張り詰めた緊張を解きほぐしたりするためにも、本の世界に没頭して充電できるといいですね。

素敵な1日ををお過ごしください(^^)/


↓おまけ:夏休みや冬休みに子どもたちの宿題を早く終わらせる方法