頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方[赤羽雄二著]感想&内容まとめ

「頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方[赤羽雄二著]」を読んでの、感想&概要まとめです。

読書の感想

会話やプレゼンは好きなのですが、「3分間でスピーチをお願いします」と言われると、どうも苦手意識が拭えない私。

3月末にあった異動者の送別会で、何となく言うことを考えていたのに、しどろもどろなピーチになってしまったことがキッカケで、この本を手に取りました。

どうにかしたい!!という切実な気持ちで読んだので、適切な努力や準備の仕方など、得ることが多かったです。

そして、自意識が過剰だったのも、失敗の原因だったなと気づきました。

きちんと発言内容が定まっていて、落ち着いて説明すれば、十分に相手に伝わります。

私は、「論理的に話そう」「うまく話そう」「面白いことを言わないと」と、無意識にプレッシャーをかけていました。

要点を3つに絞るだけで、論理的に聞こえます。

スピーチへのハードルが少し低くなり、ほっとしました。


赤羽雄二さんの本には、必ずといっていいほど本人のメアドが書いてあり、質問にも答えると断言しています。

カッコイイです。

経歴うんぬん(東大・スタンフォード卒業、マッキンゼーで14年間活躍)もすごいですが、自分の本の内容に責任を持っているその姿勢が、素敵だなと感じました。


読書ノート

自分が努力したいこと、準備したいこと、本番に心がけたいことを3つずつまとめました。

※自分専用にまとめたノートです。表現や順番が違うところも多くあります。詳しい内容は本書をご覧ください。

話し上手になるために

時間をかければかけるほど、良いスピーチができる訳ではありません。

適切な努力・準備の仕方、本番の心得について、自分で取り組めそうな形で記録しておきます。

努力すること

  • 目的を理解してから行動する
  • 自分なりの工夫をする
  • 他者意識を持つ

1つ目:目的が定まり、俯瞰視できていると、どんなツッコミを受けても冷静に答えられます。

「考えが浅い」「自信がない」と思われないために、全体を俯瞰し、「なるほど!そうか。」と思えるレベルまで思考を深めてから行動するように心がけたいです。


2つ目:行動する時点で自分なりの工夫をすると、それが自信となります。


3つ目:忘れがちですが、「相手の人の立場や状況を把握すること=他者意識」も、目的と同じくらい大事です。

他者意識を持っていれば、相手の行動や質問傾向が分かり、落ち着いて対応することができます。

相手を思いやる気持ちでもあるので、人間関係がうまくいきそうですね。

準備すること

  • 普段から深く考える習慣をつける
  • 発言・質問予定メモを書く
  • 予行演習をする

1つ目:準備というよりは習慣ですが、普段から物事を深く考えるようにすると、何が大事な点なのかがわかるようになります。

トンチンカンなことを言わないためにも、著者が推奨する1分間でA4コピー用紙の裏側に考えを書き出す訓練(ゼロ秒思考)で鍛えようと思います。

ノートと同じサイズの、A5のルーズリーフでもいいかな?とにかくやってみます。


2つ目:要点のみを書き出したメモを準備します。

本番中も、質問に答える前には必ずパパッとメモをすると良いと書いてありました。


3つ目:予行演習。TEDなどの動画を参考に、自分のスピーチ・プレゼン力に磨きをかけたいです。

本番の心得

  • 落ち着いてゆっくり話す
  • 質問の意図を汲んで即答する
  • 不明な点は必ず聞く

この3点は、手の甲にでも書いておきたいくらい大事で、本番中に忘れてしまうことです。(私にとって。)

スピーチの力は、慣れれば一生の財産!!

失敗したことを落ち込んで、次もうまく行かなかったらどうしよう、と不安になってしまうこともありますが、やるだけやったのなら落ち込んでも仕方がないですよね。

周囲の目は気にせず、try&errorで本番を楽しみ、場数を踏んでいこうと思います。

それが、自信・余裕・人間としての深みとなると信じて。

問題把握・解決力を磨く

最終章には、仕事の速度を何倍速にも上げていくための方法が書かれていました。

この章だけで1冊の本になりそうな内容で、何度も読み返しました。

「さらりと切り返す」ためには、問題点を整理して本質を見極め、仮説思考に基づいて解決策を見出す力が必要になります。

仮説思考とは、今ある限られた情報から、最も成果が出そうな仮の結論を出し、実行、検証、修正を行っていく過程のことです。

問題は〇〇なので、こういう方法はどうでしょう?△△だとしたら、このような方向で進めていきます。などなど。

全ての情報を得てから決断を下すと、実行するまでに大変な時間を要するので、仮説思考はスピードを上げるためには欠かせない思考法です。

※詳しい内容については、本書(P180〜)をご覧ください。

参考図書

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まとめ

  • 自分の力を過信せず、発言・質問メモを準備をしよう。
  • 「さらりと切り返す」ために、問題点を整理して本質を見極めよう。
  • 仮説思考とゼロベース思考で、3歩先を行く人になろう。

まだまだ人前で話すことへの苦手意識は消えませんが、適切な努力と場数で自信をつけ、不安を消し去りたいと思います。

何事も楽しむつもりでやった方が、人生お得ですよね。


余談ですが、、、ある一定以上の方達は高い割合で「読書術」の本を書いています。

赤羽雄二さんもしかり。

全ての人の本を精読した訳ではありませんが、その内容は、表現は違えど似ている部分が多いです。

アウトプットに時間をかける、読書は行動を変えて未来を変えるためにする、ジャンルは幅広く、など。

誰の本が、タネ本なのだろう?って、つい考えてしまいました。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪