コロナの規制が緩和されて、旅行を考えている方も多い時期。
旅は身軽にしたいけれど、文具好きはノートや手帳をたくさん持っていきたくなりますよね。
そんなときにおすすめなのが、ミニサイズのノート。
中でも「トラベラーズノート」のパスポートサイズシリーズと、無印のパスポートノートに注目。
各商品の特徴を比較し、使い方を探りながら、旅行の準備・旅のログの楽しみ方をお伝えします!
パスポートサイズのノートが便利!
なぜ今回パスポートサイズのノートに注目したかというと、トラベラーズノートに憧れがあったから!(笑)
チャームのついた皮のカバーに挟んだノートを旅に連れて行き、徐々に育てていく……文房具好きにはたまらないですよね。
↓世界観も素敵。
でも最初から全部買いそろえたら結構なお値段になるし、旅をする時はなるべく身軽でいたい。
そこで考えたのが、気軽に持って行けるパスポートサイズのノートを単体で持っていく方法です。
実際にいくつか購入して、旅での使い方を検討してみました。
トラベラーズノート購入品
まずはトラベラーズノート。リフィルがたくさんありましたが、そのうち3種類を購入して比較。
1つ目:緑色の表紙の、MD用紙を使ったノート。
中は方眼になっていて、漂白がかった白い色味。
一番最後のページには、本当にパスポートのような情報記入ページがありました。テンションが上がります。
2つ目:アイボリーの表紙の、軽量紙を使ったノート。
中面は無地です。とても薄い紙でできているので軽く、やや透け感があります。
特徴的なのが、紙にミシン目がついていること!
ささっとメモをとって切り取れば、他のノートに貼り付けるのも簡単です。
3つ目:何かと便利なパスポートサイズのファイル!
開くと左右それぞれにポケットがついています。クラフト紙の質感が素敵ですよね。
無印のパスポートノート
つづいて無印で購入した2種類のノートを比較。
↓パスポートメモ 5mm方眼・125×88mm・24枚・緑
↓公式サイト
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550182110326
この緑色の表紙は「方眼タイプ」。120円というお手頃なお値段が嬉しい♪
紙色はややクリームがかっており、滑らかな質感。トラベラーズノートと比べると、角丸になっているのが大きな違いですね。
もう一つは、紙質や大きさは同じでドット方眼タイプ。
↓パスポートメモ ドット方眼・125×88mm・24枚・紺
「紺」と書いてありますが、黒っぽい表紙です。
↓公式サイト
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550182110340
中身はドット方眼。無印のドット方眼は、悪目立ちせず使いやすいです。
それぞれの裏抜けチェック!
軽量紙、無印、MD用紙の3種類で、同じペンで書いたものを比較します。
軽量紙はやや裏抜けが気になりますが、下のページに影響するほどではありません。
無印のパスポートメモはペンによっては裏抜けが目立ちましたが、こちらも下のページには影響なし。軽量紙に比べるとボールペンやサインペンは裏抜けしにくく、マーカーはインクが染み込む感じでしょうか。
裏抜けが一番少なかったのはMD用紙のトラベラーズノート。これなら安心して書くことができますね。
組み合わせ方を考えてみた
同じパスポートノートでも、比べてみると色々と違いがあります。
たとえば大きさ。無印の方がやや縦に長く、トラベラーズノートの方がやや横幅があります。
そして、クラフトファイルは、本来はノート同様に本体に差し込んで使う仕様なので、トラベラーズノートを入れると、大きさが合わず歪んでしまいます。
片側だけに挟めば問題ないのですが、ノートカバーのように使うことはできません。
やはり、牛革の本体に挟んで使用するのが前提なのですね。
(↓こんな感じに。)
一方で、無印のパスポートノートだと横幅が少し狭いので、クラフトファイル内にすっきりと入ることを発見!
そして軽量紙は、切り取ると無印のノートと同じくらいの大きさになって、相性が良さそう。
色々と考えた結果、今回の旅行は、「クラフトファイル」に「無印のパスポートノート緑(方眼)」と「トラベラーズノートの軽量紙」を入れて持ち歩くことにしました。(活用例は後述)
他メーカーのパスポートサイズノート
ちょっと気になって、パスポートサイズのノートを他にも探してみました。ご参考に〜。
※トラベラーズノートの牛革製カバーの本体サイズは、H134×W98×D10mmです。パスポートサイズはメーカーによって違うので、物によってはノートがはみ出す可能性があります。ご注意を!
文具好きの憧れ、モレスキンは「カイエジャーナル」や「ヴォランジャーナル」のポケットサイズがパスポートに近いです。(どちらもH140×W90)
色バリエーションが豊富かつ、セット販売なので、たくさん書きたい方にはおすすめです。
↓HITOTOKIシリーズにもパスポートサイズがあります。
かわいいカバーや日付シートがついているので、日記に使うのが良さそう。(ノートサイズ:H126×W89、 カバーサイズ:H133×W94)
↓シンプルなもの。
ラコニックでもパスポートサイズのノートが販売されています。
↓公式サイト
CLIFF パスポートサイズノート【LG27】
こちらは4種類あり、おしゃれな表紙なのでカバーなしで持ち歩きたくなりますね。
探してみれば、もっとあるかもしれません。それぞれ紙質や表紙のデザインなども違うので、自分の好みや使い道に合わせるのが良さそうです!
旅行ノートの作り方
それでは実際に、トラベラーズノート&無印のノートを使って旅のノートを作ってみます!
※今回のベースのノートは、無印のパスポートノート緑(方眼)です。
計画:ノートにしっかり書く
まずは旅の計画をたてます。バレットジャーナルみたいに目次を書いておくと便利。
重要な項目は最初のページに書いてすぐ参照できるようにします。
旅程も同じノートに書いていきます。
重要な部分は目立つ色でマークを。
持ち物リストを作るのもおすすめ。
買い足しが必要なものは、ピンクでラインを引いたのでそのまま買い物リストにもなります。
個人的に旅の計画で書くと良いと思うのは・・・
- ホテルの住所・連絡先
- 日程表
- 持ち物リスト
- お土産リスト
- 旅先でやりたいこと
これらを書いておくと「あれをやれば良かった!」「これを買うの忘れた!」という失敗が防げます!
またスマホの電池が切れてしまった時も、いざという時の連絡先がわかっていると安心です。
道中:「あとでまとめる」ために集める
旅本番!実際に旅先で持ち歩いて活用してみました。
軽くて小さいので、手帳を持ち歩くよりも楽♪荷物の軽量化がはかれました。
旅行の途中でもノートとペンを出せばすぐにメモができます。
小さいノートなので、カフェのカウンターなどの狭いスペースでもOK。
後で使いたいメモなどは、軽量紙ノートが大活躍!
ノートから切り離せるので、とりあえず貼っておいて、後から旅ノートに貼り付けるのも◎!
雑になりがちな旅行中のお金の管理も、メモをしておけば安心ですね。
もし旅先でスタンプを見つけたら押してみたり……
その場で貼り付けたり。(マステやテープを用意しておくのがおすすめです。)
美術館や動物園などの入園チケットを貼り付けても、良い思い出になりますよ!
そして大事なのが、旅先でキレイにまとめようとしないこと!
あとでまとめるためにも、軽量紙のような切り取れるものを使うのが便利です。
帰宅後:思い出と一緒にまとめる
旅から帰ったら、旅のしおりが旅のアルバムに変身。
撮影した写真を貼りつつ感想を書くと、良い思い出になります。
軽量紙に貼ったチケットやスタンプ、レシートなども、切り取って貼っておけば1つのノートにまとめておけます。
使ったお金を日毎にまとめておけば、次回旅に出る時に予算を立てる参考になりますね。
他にも、写真や動画をクラウドにアップして、そのアドレスをQRに貼っておけばいつでも思い出を振り返れますよ!
使った感想&参考リンク
ここからは使ってみて気づいたこと2点と、ノートの組み合わせに迷った時におすすめの「スターターキット」についてのご紹介です。
1つの旅で1冊使うのもあり!
パスポートノートは、ミニサイズが特徴。
そのためページ数が少なめのものが多いですよね。
普段使うと「あっという間に使い終わってしまうなあ」と思っていたのですが、旅ノートとして使うとそれが利点になることに気づきました!
1つの旅の計画・旅行中の記録・旅の思い出をまとめれば、1冊使い切れるんです!
ページ数が余っても写真を貼ったり、旅先で購入したレシートなどを貼ったりすれば、間が埋まります。
ノートの冊数が増えれば増えるほど、旅の記録が増えていくという楽しさも生まれますよ。
ログを取る楽しさを見つけられる
もう一つ感じたのは「旅のログを残すのは、人生のログを残すのに近い」ということ。
楽しい旅であっても、時間が経てば些細な出来事は忘れてしまいます。
そんな些細な喜びや楽しさを、丁寧に残しておけるって、なんだか日々を大切にしている気がしませんか?
旅行だけではなく、映画や本、美術館に行ったログとして少しずつためておくのもあり。
パスポートノートなら書く部分が少なくて良いのも、ハードルが低いポイントです。
余白があるならそれでも良し。
シールやマーカーなどでもサマになるので、文章を書くのが苦手でもログを取りやすいと感じました。
「旅の思い出を残したいけれど、書くことが思い浮かばない!」という方にも、パスポートノートを使うのをおすすめしたいです!
スターターキットもあるよ
どのノートの組み合わせにしようか迷う場合、スターターキットを利用するという手もあります。
参考用に、トラベラーズノートのスターターキットを記載しておきますね。
↓コットンケースに牛革製カバー本体が入っており、64pノートリフィル、スペアゴムバンドも付いています。
↓色バリエーションも豊富。オリーブは2023年の新色で、品薄な印象です。
↓バンドに挟み込んで、複数ノートやファイルなど持ち運べる仕様です。
↓色バリエーションやサイズ詳細は、商品リンクからご確認ください。
あとがき
今回は、無印のパスポートノート&トラベラーズノートの軽量紙・クラフトファイル主に使用しましたが、組み合わせは本当に自由自在。
旅のしおり&アルバムとして活用する場合、大きめのノートより気軽に持ち出せて、たくさん書かなくても記録が残せるのが大きなメリット!
自分なりのカスタマイズや使い道を模索して、夏の旅を満喫してくださいね!
〜おまけ〜
↓あらかじめ項目が印刷されているものが良い場合、テンプレートを使う方法もあります。
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