文具好きにとって憧れずにはいられないアイテムといえば「シーリングワックス」!
最近は100均でも見かけるようになり、挑戦してみたいな〜と眺めていました。
そんな中、最初の一歩を踏み出しやすいアイテムを発見。ついに私もシーリングワックスデビューをしてみることにしました!
シーリングワックスとは?
そもそもシーリングワックスとは、溶かした蝋に真鍮製の印を捺してつくるアイテム。
こんな感じのぷっくりした模様を見たことはありませんか?これがシーリングワックスです。
ほかにも「シーリングスタンプ」や「封蝋」とも呼ばれ、主に封筒の封を閉じるときに使われていたそうです。
中世ヨーロッパで使われるようになって以降、長年レターアイテムとして使われ、現在は手帳のコラージュやギフト用アイテムとして人気が高まっています。
人気があるため、気軽にシーリングワックス風の飾りが楽しめるシールもよく見かけます。
100均でも見かけるようになったので、ご存知の方もいるのでは?
↓シーリングスタンプシールについては、こちらの記事で紹介しています!
「シールでも使えるのに、わざわざ自分で捺すの?」と思うかもしれませんが、その手間も魅力の一つ。
クラシカルな雰囲気は、どこか万年筆を扱う感覚と似ているかもしれません。
好きな色や模様で捺すことができ、オリジナル感やライブ感も楽しめるのも大きな魅力です。
シーリングワックスセットで挑戦してみた!
とはいえ初心者がはじめるハードルが高い趣味でもあります。
なぜなら、揃えるアイテムが多いから!
シーリングワックスを一からはじめるためには、さまざまなアイテムが必要なんですよね……。
そんな初心者に優しいアイテムがこちら!
シーリングワックスを始めるための最低限の道具が揃ったセットなんです♪
いろいろ揃ってすぐにはじめられる!
入っているのは以下のもの。
- ワックス炉
- ワックス2セット(ブラウン系・グリーン系)
- ワックス用スプーン
- スタンプ用ハンドル
- スタンプヘッド4種
- ピンセット
- マドラー
- ペン(ゴールド)
- キャンドル2つ
- シリコンシート
このセットに加えて、ご自身でライターやマッチなどの火をつけられるものと、ワックスを拭き取るためのキッチンペーパーを用意してください。
色合いも小物のディティールも、まるで魔法使いのアイテムのようでワクワクします!贈り物のような箱に入っているので、そのままプレゼントにしても◎。
メインとなるスタンプのイラストは、天使と楓、文字は「For You」と「Thank You」のそれぞれ2つ。どれも気軽に使えそうです。
それでは早速使ってみましょう♪
ゆっくり作業をすれば意外と簡単!
まずはキャンドルに火を灯し、ワックス炉を被せます。くれぐれもやけどにはご注意を!
ワックス炉にスプーンをのせたら、ワックスのなかから4〜5粒を選び入れます。
溶けていく様子も美しい〜!!
全体がムラなく溶けるように、マドラーで少し混ぜましょう。混ぜすぎると色が完全に馴染んでしまうので、マーブルにしたい方はほどほどに。
ここからが緊張するポイント!溶かしたワックスを垂らします。
最初は低めの位置から、徐々に上から垂らしていくとキレイな丸になりやすいですよ。
あとは真上からスタンプをのせます。スタンプに重さがあるので、そっとのせて安定したら手を離してOK。
グリグリと押してしまうのはムラができてしまうのでやめましょう!
概ね冷めたらそっと剥がして完成!
ワックスを垂らす→スタンプを捺す作業をゆっくりと落ち着いて行えば、意外と簡単にできちゃいました!
コツ&アレンジ
何度かやってみてわかったコツは「ワックスはケチらないこと!」。
ワックスの量は最低でも4粒ないと、シーリングワックスらしい「ぷっくり感」がなくなってしまいます。
特にフチの部分をしっかりと出したいなら、ワックスの量をケチらずに溶かすのがおすすめです。
気に入った色のワックスをいくつか用意しておくと、追加しやすいですよ。
同じ色の組み合わせでも、混ぜ具合によってまったく印象が変わるのも特徴。
同じ絵柄でも色が変わるだけで別の柄のようです!
失敗してしまっても、味のある雰囲気になるのでよし!
もし気になるようであれば、4分の1程度の大きさにカットすれば、また溶かしてワックスとして使えます。
一度セットを購入しておけば、100均で販売しているワックスを使ってもOKなのが嬉しいポイントです。
付属しているゴールドのペンを使えば、さらに美しく彩ることも可能です。
つまり一度道具を揃えてしまえば楽しみ方は無限!
スタンプヘッドもさまざまな種類が販売されているので、お好みのものを見つけてみましょう!
シーリングワックス活用法
つくったシーリングワックスは、さまざまな場面で使えます。
定番の封筒の封をすると、クラシカルな雰囲気が魅力的!
郵送する場合は念の為、のりなどで封をしてから飾りとして付けるようにしてくださいね。
ギフトグッズにも最適。ギフトカードに捺してあるだけで、なんだか高貴な印象になると思いませんか?
包装の仕上げとして、リボンの上にシーリングワックスを垂らして捺せば、華やかなギフトの完成!
これからのクリスマスシーズンにぴったりですよ♪
スタンプだけをつくっておけば、いろいろなところにつけられるのも魅力的。
いくつか好きな色合いでつくっておけば、ノートや手帳の表紙にさっとつけられます。
スタンプ用の両面テープも販売されているようです!
これならコラージュにつけたり、スマホケースなどの自分の持ち物へ付けるのも簡単ですね。
シーリングワックスのメリット・デメリット
今回シーリングワックスを試してみて感じたのは、意外と簡単にできること!
道具さえ揃えてしまえば、手間なく始められます。
時間が取れる時にまとめてつくっておけば、オリジナルのシールのようにさまざまな場面で使えるのもメリットです。
その一方で注意したいのが火を使うので、狭い空間やバタバタとしている場所ではやりにくいこと。
熱したスプーンはとても熱いので、火傷をしないように気をつけなければなりません。
溶かしたワックスの残りを拭き取る時は、スプーンに手が触れないように要注意。
お子さんが挑戦する際は、必ず保護者の方がそばで見守るようにしてくださいね。
もう一つ注意したいのが、熱で紙が歪んでしまうこと!
ワックスを垂らすと、紙質や厚さによっては紙が歪むんです……。
気になる方は、シリコンシートでスタンプをつくっておき、後から紙に貼り付けるのがおすすめです。
世界に一つのシーリングワックスをつくってみませんか?
クラシカルで上質な見た目のアイテムなのに、慣れれば簡単にできちゃう「シーリングワックス」。
ワックスやスタンプが、単品でもたくさん販売されているので、いろいろ買い集めてしまいそう〜!
火を使うので注意しなければいけない面はありますが、手間がかかるぶん、愛着のあるアイテムがたくさんできそうです。
「難しそう……」「準備の手間がかかる……」と思って手が伸びていなかった方は、ぜひセットを購入して気軽に挑戦してみませんか?
自分やお友達へのクリスマスプレゼントにしてもいいですね♪
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