スタンプ使うなら覚えておこう♪裏写りしにくいインクパッドや紙を徹底検証!

手帳やノートのワンポイントとして便利な「スタンプ」。

かわいいイラストを手間なく添えられる反面、裏写りしてしまったり滲んでしまったり上手く押せなかった……なんて経験はありませんか?

今回は、裏写りしにくいインクパッドや紙・ノートを紹介♪

手持ちのスタンプたちをより活用するための、アイテムやテクニックを伝授します!

スタンプの悩みを解決しよう

スタンプを押した紙の裏面を見た時、このように絵柄がしっかり見えてしまうことがありませんか?

これが「裏写り」。

表面はキレイでも、裏面にまで影響があるせいで、このページを使うのにちょっと困りますよね。

メモに使うのであれば問題ありませんが、日記やデコレーションなどをする場合は絵柄の部分が目立ってしまいます。

ちなみに、このように裏までしっかりインクが滲んでしまっていることは「裏抜け」といいます。

スタンプだけではなく、油性インクのペンで書いた時にも起こる現象ですよね。

裏写り対策なら「インクパッド」を変えるべし!

スタンプを押す上で、できれば避けたい裏写り。

その解決策は、インクにあります!

スタンプを押す時に使うのが、このようなインクパッド。

簡単に言えばインクが染み込んだパッドのことで、さまざまなメーカーからたくさんの色のインクパッドが発売されています。

一般的には好きな色で選ぶと思いますが、物によってはかなり裏写りしやすいものも……。

特に黒や紺などの濃い色は、輪郭などもしっかり押せる反面、裏写りがしやすい傾向にあります。

もし裏写りしにくいインクパットを知っていれば、気兼ねなく手持ちのスタンプを活用できそうですよね!

おすすめは「バーサマジック」

そこでおすすめしたいのが「バーサマジック」です!

文具店のスタンプコーナーで、このような雫型のインクパッドを見たことはありませんか?

それがこの「バーサマジック」のシリーズ。

色数が豊富な上に、とにかく裏写りがしにくいインクとして知られているんです。

今回はこの「デュードロップ サウスウエスト」のセットを押してみます。

ターコイズジェム、レッドブリック、ジンジャーブレッド、ナイトスカイの4色がセットになっていて、いずれもくすみカラーが魅力的♪

まずはコピー用紙に押してみると、このような発色。

透明感はなく、絵柄をくっきり押せます。

気になる裏面はこんな感じ!

濃いインク色はうっすらと、薄い色の場合はほぼ見えません!

つづいてツバメノートに押してみると、裏面はこんな感じ。

やや見えますが、一般的なインクよりもかなり裏写りが控えめです。

デュードロップは、色バリエーションも豊富。

↓重ねてもラベルから色がすぐにわかるようになっています。

お気に入りを集めて、手帳デコに使ってもいいですね。

乾きにくいのでちょっと注意

カラバリが豊富で裏写りしにくいバーサマジック。

ところが注意点があるんです。それがインクが乾くのが遅めなこと!

他の顔料インクと比べても乾くのが遅く、しかも透明感がないので伸びたりほかのページについてしまったりと大変なことに……。

これはインクをのせた後にパウダーをかけ、エンボスヒーターで温める「エンボス加工」を行えるから。

インクがすぐに乾いてしまうと、エンボス加工ができなくなるため、数分〜十数分は乾きが悪いんです。

すぐに手帳を閉じたい場合は、バーサマジックは向かないのでご注意を。

「とにかくインクが早く乾いて欲しい!」という方は、シヤチハタの「いろもよう」シリーズがおすすめ。

やや裏写りはしますが、すぐにインクが乾くのでせっかちさんにぴったりです!

↓こちらの記事で詳しく説明しています。

そもそも裏写りしやすい紙もある!

ここまではインクパッドを変えることで解決する方法を紹介してきました。

もちろんインクパッドで裏写りが解決することもあるのですが、実はスタンプを押している紙に裏写りの原因があることも……。

当然ながら薄い紙は裏写りがしやすく、厚い紙だと裏写りしにくいです。

またクラフト紙のように繊維が荒い紙は、ものによっては滲みやすく、裏抜けをしてしまうことも。

つまり、紙を変えることで裏写りのお悩みが解決できるかもしれません!

いろんな紙・ノートに押してみた!

そこで、身近にある紙や手に入りやすい紙、手帳として使われることの多い紙などに、スタンプを押して検証してみます!

スタンプを押すインクは、こちらを用意してみました。

  • いろもよう 松葉色・栗色
  • バーサマジック ターコイズジェム・ジンジャーブレッド
  • 朱肉

ついでに、インクがあらかじめスタンプに染み込んでいる、浸透印のスタンプも用意。

滲みや裏写り・裏抜けをチェックしてみます。

コピー用紙

用意したのは、100均で購入した薄めのコピー用紙。

上の2つがいろもよう、中段がバーサマジック。その下に朱肉と浸透印を押しています。

表面は、色の濃さとしては大きな差がありません。

裏面をみると、やはりバーサマジックの裏写りの少なさが目立ちますね!

ツバメノート

私が大好きで大愛用しているツバメノート。

押してみると、しっかりインクがのっています。滲みなどはほぼありません。

裏面は色自体は見えていますね。浸透印だけは裏抜けしてしまいました……。

手帳用紙(ほぼ日かNOLTY)

薄めの紙といえば、手帳用紙。

手元にある能率手帳のシリーズに押してみました。

ちなみに、普通の文字もやや裏写りがあるくらい薄めの紙です。

押してみると表面は、こちらもインクのりに問題はありません。

裏面は他の紙よりもかなり裏写りをしています。

これはスタンプを押すのを避けるか、ほかの方法を考えて方が良さそうですね。

ロルバーン

このサイトでも何度も紹介しているロルバーンでも試してみます。

押してみると表面は問題なし。朱肉がなんだかポップに見えるのは発見でした(笑)。

裏面はやや裏写りが目立つ仕上がりになってしまいました……

ターコイズのような薄めの色なら大丈夫そう?

クラフト紙

繊維が見えやすく、滲みやすいクラフト紙にも押してみました。

押してみると、透け感のあるいろもようと透け感のないバーサマジックの差が大きく出ました。

ターコイズはなぜか蛍光色のような仕上がりに。

裏面を見ると、バーサマジックの裏写りのなさが本領発揮!

そしてなぜか他では裏抜けしまくっていた浸透印が裏写りしないという奇跡が(笑)!

トラベラーズノート(MD用紙)

手帳としても人気のMD用紙を使っているトラベラーズノート。

押してみると表面は、どのインクもくっきりとした発色です。

裏面はやはりバーサマジック部分がキレイさを保っています。

ほかの紙に比べると、どれも相性がいいなという印象です。

無印ルーズリーフ紙

無印良品のルーズリーフ紙も手元にあったので押してみることに。

押してみると、少し滲みやすいなあという印象です。

裏面もほかの紙と同様に、バーサマジックが最も裏写りがしにくく、浸透印は裏抜けするという結果になりました。

最終手段は「別の紙に押す」!

「スタンプを押したい紙・インクがあるが、どうしても裏写りする。でもどうしても押したい!」

そんな場面、ありますよね。

いつも押している手帳に押す場合などは、裏写りをしてしまうと影響が大きいもの。

そんな時は、いったん別の紙に押して貼り付けちゃうのがおすすめ!

一旦付箋やメモなどに押して貼れば、裏写りはしません!

紙を貼るのでどうしても厚みが出てしまいますが、シールやメモを貼り付ける感覚でスタンプを使えます。

ちなみにロルバーンであれば、ほぼ同じ色味の付箋が無印から販売されているので悪目立ちしませんよ♪

逆に裏写りした部分をカバーするように、別の紙やマステで隠しちゃうのもありです!

まとめ

スタンプは簡単に華やかになるので、欠かせないアイテムの一つ。

ちょっと難点だなあと思っていた裏写り問題が、インクや紙次第で解決できるので、とても勉強になりました!

これなら安心してスタンプを活用できそうです!

みなさんもぜひ参考にしつつ、手帳やノートを彩ってみてくださいね♪


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