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ケンカにならない「伝え方」:アサーションの心[平木典子著]感想&内容のまとめ


アサーションの心[平木典子著]を読んでの、感想&内容のまとめです。

今回の読書ノート&感想

久しぶりに色を多めにつけて、視覚的にわかりやすくしてみました♪

※今までの経験や、自分独自の考え方も含めて、自分が実践しやすいようにノートをまとめています。本の内容とは違うところがあります。


日本にアサーションを導入した著者(※)が、その歴史と意味を深く掘り下げて紹介してある本です。

題名からして専門的な本なのかなと覚悟をしていたのですが、家族、職場、友人関係などの身近な例から始まるので、すっと本章に入っていけました。

「こういうこと、あるある〜!!!」
と、一人でうなずきながら読む私(笑)

読み進めて内容が難しくなってきても、最初と同じ例を用いて説明してあるので、一貫性があって分かりやすかったです。
筆者は、「アサーションは単なる『技術』ではなく『生き方』の問題」と定義しています。

読み終わった時には、カウンセリングや著作を通して、クライアントのみならず社会の問題を解決したいという、仕事に対する熱い想いに心打たれていました。


(※)著者は平木典子さん:臨床心理士、家族心理士として、長年カウンセリングに携わっている。ミネソタ大学大学院では教育心理学を学び、仕事としては家族心理学、家族療法、アサーションが専門。臨床心理士養成指定大学院において20年ほど、臨床心理士の養成や訓練に携わる傍ら、IPI統合的心理療法研究所を設立し、心理療法の理論・技法の統合を追求。現在は統合的心理療法研究所(IPI)顧問。産業カウンセリング学会理事。(参照:wikipedia日本精神技術研究所、2019.6現在の情報です。)


 

それでは、1つずつ解説していきます。

アサーションとは?

アサーション(アサーティブなやり取り)とは、自分だけでなく、相手のことも大切にするコミュニケーションの方法です。

1950年代半ばに北米で生まれた当初は、カウンセリングの方法や訓練法として活用されていたそうです。

 

↓図解するとこんな感じ

ここでは、自己表現を、攻撃的(Agressive)、非主張的(Non Assertive)、アサーティヴ(Assertive)の3種類に分けています。

※本書P54「三つの自己表現の特徴」で、詳しい定義が説明されています。

 

陥りやすい関係は、

  • 攻撃vs攻撃・・・ケンカ
  • 攻撃vs非主張・・・支配

(私の場合は、夫婦間コミュニケーションで「攻撃vs攻撃」が多いなあ(^◇^;))

 

それぞれの傾向の特徴を理解し、自分はどの傾向があるのかを自覚することが、アサーティブなやりとりを習得する第一歩となります。

ゴールは、自分の望みをきちんと伝えながらも相手に配慮できる関係づくりです。

※本書P55「アサーションチェックリスト」で、自分の傾向を客観的に見ることができます。

 

↓では、具体的なステップを見ていきます。

アサーティブな言い方の5ステップ

筆者が紹介する「desc法(descl法)」を、自分仕様に少し変えてまとめました。相手から何かを言われた時を想定した5ステップです。

  1. 傾聴して(心を傾けてしっかりと相手の話を聞いて)、その時の自分の気持ち(自分が起こしている感情)を自覚する。※この時、相手の感情や言葉の背景も考えてみることができるとGood。
  2. 感情的な言葉は使わず、事実や状況だけを相手と共有する。
  3. 「私は〜と感じた。」と、自分の感情を建設的に伝える。
  4. 自分と相手のことを考えた、具体的な提案をする。★アサーション
  5. 相手から帰ってきた言葉を冷静に受け止め、反応に対する選択肢を準備する。

 

相手に「伝える」だけでなく、伝えた後の相手の反応を受け止める姿勢が大事。

そして、また自分の気持ちを建設的に伝える。。。。その繰り返しで、双方が歩み寄り、幸せな妥協点が見つかるという構図です。

 

言葉のキャッチボールですね。

 

全ての人がアサーションを意識しているとは限らないので、コミュニケーションの手綱はしっかりと自分で握る必要があります。

(時にはボールを落としてしまうこともあるかもしれないけれど(^◇^;)、臆することなく、楽しむつもりで実践してみようと思います!)

 

※本書の最終章P145〜に、冒頭の例(家族、職場、友人関係などの身近な例)に対してどのようなステップが踏まれているのかが、詳しく分析してあります。あああ!なるほど。こういうことだったのか!!と、腑に落ちました。やっぱり実例は最強です。

 

 

関係維持のためのアサーション

ここまで説明してきたのは、「課題(タスク)達成のためのアサーション」に分類されます。つまり、何か問題を解決するのを前提としたコミュニケーションです。

それに対して、「関係維持(メンテナンス)のためのアサーション」は、人間関係の根本的な部分をうまく回していくための潤滑油のような声がけです。

 

↓図解するとこんな感じです。

<マズローの欲求5段階で考える、2種類のアサーション>

 

問題が起きた時だけ時間を取って傾聴するのでは、人間関係の土台となる部分が不安定になってしまいます。

普段からの、良い関係性を保つためのメンテナンス(声がけ)が大事なのですね。

 

たまにの1時間ではなく、日常の5分!

 

子供や夫、同僚にも実践したいメンテナンス・アサーションです(^^)

 

 

参考書籍

↓今回の本

アサーションの心 自分も相手も大切にするコミュニケーション (朝日選書)

 

↓同じ著者の、「図解」がふんだんに使ってある本。amazonで試し読みができます。

図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ

 

↓同じ著書の漫画版!!!こっちを先に読めばよかったかも(笑)

マンガでやさしくわかるアサーション

 

↓最新著書はこちら。最近「がまん」してることが多いなぁと感じるので、読んでみたいです。こちらも、amazonで試し読みができます。

がまんをやめる勇気

 

 

まとめ

アサーション成功のコツは、、、

  • 自分の望みを伝えながら、相手にも配慮する。win-winの関係がBEST。
  • コミュニケーションの手綱は自分が握る。言葉のキャッチボールを楽しもう♪
  • 人間関係の土台を築くための、日々のメンテナンスを忘れずに!

 

 

※本書P91「ものの見方・考え方の個人差と特徴」に書いてある「考え方を変えるためのヒント」がとても参考になります。リフレーミングでプラスの意味を見出せそうです♪

 

 

↓参考:アンガーマネジメントについての記事。感情の手綱を握るのに役立ちます。

[図解]アンガーマネジメント超入門(安藤俊介著)レビュー&まとめ

 

でもまあ、、、、

理屈ではわかっていても、睡眠不足だったり、電車の中で子供に騒がれたりしたら、アサーションの「ア」の字も出てこないだろうな(^◇^;)

イザという時に冷静に対応できるよう、普段のコミュニケーションからアサーティブなやり取りを練習していきたいと思います。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^^)

今日も良い一日を〜♪