99%の人がしていない・たった1%のリーダーのコツ[河野英太郎]感想&内容のまとめ

99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツを読んでの感想&概要のまとめです。

 

読書の感想

この本を読んで、「リーダー」に対する見方がガラリと変わりました。

人生で何度か「リーダー」になったことがあるのですが、振り返ってみるとプレッシャーを常に感じ、人よりも上の立場として頑張らないと!と気負いすぎていた気がします。

リーダーはあくまでも役割です。

本書では、リーダーとしての心構え・立ち居振る舞い方の「型」を、8章にわたって細やかに解説してあります。

私の場合、会社の中だけでなく「母親」「PTAの役員」「町内会の役員」「先輩」「姉」という立場の時、「リーダーのコツ」を実践できていれば、もっと自他共に楽に事が進んだかもしれないなと感じました。


〜余談〜

今回の本は、前回読んだ本のように「図解」ではありません。

図解よりも読むのに時間がかかりましたが、その分、自分で咀嚼しながらエッセンスを取り入れる事ができた気がします。

子供達の教科書をはじめ、世の中の大半が「わかりやすく・親切に」記述される風潮があります。でも、それに慣れてしまうと自分で物事を考えなくなってしまうのかもしれませんね。

機会があったら「図解」 99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツも読んで、自分のまとめと比べてみたいです(^^)


前回読んだ河野英太郎さんの著書、[図解]99% の人がしていないたった 1% の仕事のコツのレビューはこちら↓

[図解]99%の人がしていない・たった1%の仕事のコツ[河野英太郎著]感想&内容のまとめ

 

読書ノート

リーダーとしての心構え・立ち居振る舞い方の「型」を、仕事の流儀(「掟」おきて)と捉えて、自分が実践しやすい形とキーワードでまとめました。

↓1ページ目

↓2ページ目

※自分の解釈で、実践しやすいようにまとめたものです。本書の内容とは違う箇所があり、順番も入れ替えています。

 

リーダーとしての仕事の流儀

人を動機づけるのと、人を管理するのは真逆な行動です。筆者は、そのどちらの役割もしなければならない状況が多いとしながらも、リーダーとして仕事をする「コツ」を、性善説に基づいて3つのポイントに分割して説明していました。

リーダーの役割

  1. ビジョンの構築
  2. 人心の把握
  3. 期待し、依頼する

この3つのポイントに関連づけて、自分なりに咀嚼したことを記録しておきます。

 

ビジョンの構築

まずは一貫性。メンバーに目的&ゴール(ビジョン)をしっかりと提示し、自分もしっかりと軸がブレないように進んでいく必要があります。

そしてリーダーたるもの、全体を俯瞰してなんぼ。難しいことなのですが、微細な変化をも見極めて、今「やるべきこと」「やりたいこと」「妥協できること」は何なのかを、見極めて決定するのがリーダーの仕事です。

また、リーダーやメンバーが変わったとしても仕事が滞らないように、共通化できるものはどんどん整えて、マニュアル(手順)として定着させる配慮も大事です。

 

ここでのリーダーのコツ

  • 言い訳はせず、解説する!
  • 愚痴は言わず、意見を言う!

 

 

人心の掌握

頭に入れておかなければならないのは、「関係性の中で何ができるか」です。いくら理論的に正しくても、関係がうまくいっていない人には解説も意見も受け入れてはもらえません。

1人の人間として、メンバーに関心を持つ。そして、安心できるような環境を作るのが、リーダーとしての大事な役割です。

ここでのリーダーのコツ

  • 悪口は絶対に言わない
  • 上機嫌な暇人になり、話しやすい雰囲気を作る
  • 誹謗中傷は相手にしない

 

人は十人十色。違いを受け入れる姿勢でいる方が、イノベーションも起きやすいです。そして、心の安定を保つために、自分が相談できる人が身近にいるといいですね。

 

 

期待し、依頼する

決定した事柄や、評価を伝える時のキーワードは「勇気づけ」だと思います。

同じ「依頼する」という行動も、上から目線よりも、対等な立場で「あなただからお願いするの!」という姿勢だと、メンバーが「貢献できている!」と感じてモチベーションが上がりそうです。

その際、一貫性を持たせるためにビジョンを添えるのも、リーダーとしてやっておきたい動機づけです。

※注意:ビジョンや感情以前の大原則として、「仕事に必要な情報は確実に伝える」のをお忘れなく!。これ、意外とできていない人(上司も)が多いのが現状だと思います。

 

ここでのリーダーのコツ

  • 手柄はメンバーに。
  • ミスは、リーダーの責任!

手厳しいコツですが、そんなリーダーだったら皆ついていきたいですね。

 

 

 

ピンチの時の心構え

どんなに一生懸命やっていても、ピンチの時はやってきます。

ここでもやはり、全体を俯瞰し、冷静に対応するのがリーダーの役目です。

 

把握しておくこと

  • 誰が対応しているのか
  • 今、何に対応していてどのような状況なのか
  • いつ結果がわかるのか

 

リーダーだからといって、全てを自分で解決しようとする必要はありません。ピンチの時こそ、自分よりも優れた人たちにうまく動いてもらい、チームが一丸となって解決に向かえるのが理想ですね。

 

 

参考図書&リンク

↓今回の本です。

99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ

 

↓図解してある本もあります。

 

[図解]99%の人がしていない・たった1%の仕事のコツ[河野英太郎著]感想&内容のまとめ

 

まとめ

本書の内容は、仕事にもプライベートにも役立ちそうな「リーダーとしてのコツ」が満載で、とてもA5ノート2ページに入りきる内容ではありませんでした。

実際には、本の中に書かれていることと真逆のことをやっている自分が多くて猛反省です(笑)

詳しくは、本書を熟読してください。ここでは、私にとって特に印象に残った4つのポイントを記録して「まとめ」とします。

  • リーダーはただの「役割」。愚直にコツを実践し、それを継続しよう!
  • 一貫性のある「目的=ビジョン」を持ち、人を動かす(動機づけ&勇気づけ)!
  • 広い視野を持とう。他者意識&俯瞰でチームを導き、守る!
  • 次のリーダーも育てる:[If you are in my shoes, what would you do?]と問いかけ、後輩を育てよう!

もういい歳になってきて、図らずしも「リーダー」という肩書きをいただくことが多くなってきました。

著者も言っているように、素直に愚直な姿勢で実践し、それを継続していきたいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^^)

今日も、良い一日を〜♪