中学3年生の娘の勉強用に、phomemo M02Sを購入しました。元々持っていたT02と比較しながら、4つの機種(T02,M02,M02PRO,M02S)の特徴や、サーマルプリンターの活用例をレビューします!
サーマルプリンターとは
サーマルプリンターは、感熱ロール紙に白黒印刷できるミニプリンターの名称です。感熱印刷なのでインクカートリッジなどは必要なく、専用アプリから簡単に文字や画像を印刷できます。
4機種の比較
解像度や印刷できる幅によって、型番やお値段が違います。
必ずしも最上位機種を使う必要はなく、目的に合った性能の機種で良いと思います。
我が家の目的は3つ。
- 娘が勉強ノートに使う(ある程度の解像度が必要)
- 私はタスク管理やレシピ印刷のみ
- 53mmの幅で使いたい
以上の条件を踏まえて、phomemoの4つの機種[T02,M02,M02PRO,M02S]を比較しました。
※色バリエーションや、より詳しい仕様は商品サイトでご確認ください。
phomemo T02
- 解像度:203dpi
- 対応幅:53mm
- サイズ:87x90x40mm
- 重さ:約150g
- コスパ良い
phomemo M02
- 解像度:203dpi
- 対応幅:53mm
- サイズ:86×84×42mm
- 重さ:約190g
- T02より小型
phomemo M02 PRO
- 解像度:304dpi
- 対応幅:53mm,25mm,15mm
- サイズ:85×85×46mm
- 重さ:約190g
- 充電が Type-C(他はマイクロUSB)
phomemo M02S
- 解像度:304dpi
- 対応幅:53mm,25mm,15mm
- サイズ:84x84x42mm
- 重さ:約190g
- 最小サイズ&新しい
参照元:Phomemo公式サイト、amazon、楽天市場
T02とM02Sを購入した経緯
4つを比較すると、T02とM02は同じ解像度(203dip)で、テープ幅も53mmのみ。
テプラを持っているので25mmや15mmのテープを印刷する機会はないかなと考え、最初はお値段が一番安いphomemo T02を購入しました。
しばらく娘と共用で使用。
親子でとっても使うのが楽しくなってしまい・・・学習用には、解像度が203dpiではなく304dpi必要だよね〜という後付け理由とともに、もう一つ追加購入を決定した次第です。
amazonでM02PROを表示したら、M02Sの方が新しいですよと表示が出たので、機能とお値段があまり変わらないのならば、新しい方が良いかなと考えてM02Sにしました。
デザインも、使い心地も、やはり上位機種だなぁと感じます。
T02との違いは、後述しますね。
使い方例
我が家の活用例です。T02、M02Sどちらでも楽しめる使い方です。
勉強の資料を印刷
娘は定期テスト対策ノートをまとめるときに、手書きでは難しい画像を印刷して貼っていました。
↓音楽のノートに貼ったところ。
(勉強しながら、時間割や手紙なども印刷している図。)
200dpiだと細かい文字を識別するのが難しいですが、画像を簡単に貼り付けできるのは本当に便利。
いちいちコピー機を使う必要がなく、写メしたものをそのまま印刷するだけなので、時短にもなります。
タスクリストや買い物リストを印刷
私は買い物をGoogleドライブのスプレッドシートで管理しているので、必要なものだけをソートして、画面を写メしたものを印刷しています。
↓スマホの画面操作の様子
↓やはり紙ベースで持ち歩けるのは便利です。
ただし、この場合は別にシールでなくてもいいかなと感じました。
↓T02(203dpi)とM02S(304dpi)の差はこんな感じ。
やはり文字は、高解像度の方がはっきりしますね。
↓私のスプレッドシートの使い方は、こちらでまとめています。
株価やアンケートの備忘録
本日の株価などを記録するのも簡単。
子供の面談予定のアンケートなどもデジタル化されてきたので、どの時間帯の希望を出したのかの備忘録としても活用できます。
テンプレートが豊富なので、ちょっとした手紙を書くのにも便利。複数枚必要な場合は、宛名だけを変えればOKです。
ロルバーンミニとの相性が良い
53mm幅は、ロルバーンミニにぴったりサイズなのです!!!
新発売のゆるログ(midori)に貼るのも違和感なし。
こうなると、活用の幅が無限に広がりそうな予感しかありません。
もっともっと遊んでみたいと思います。
↓ロルバーンminiを使いこなす方法について
↓新発売のゆるログのレビュー
イマイチな点&対策案
先ほども言及しましたが、203dpiだと細かい文字が読みにくいです。
私のタスクリストは大丈夫なのですが、娘が高校生とか大学生になって、テキストの文字がもっと細かくなると難しい場面が出てくるかも。(これが、M02Sを追加購入した最大の理由)
対策案:T02では大きめの文字を印刷する。細かい文字付きの勉強画像は、線を引いて書き込めばOK。←その方が、暗記できるから良いと娘は言っていました。
また、粘着力がとても強いのは良いのですが、、、基本的に貼り直しができません。
対策案:慎重に貼る。これしかありませんね。強粘着でしっかりと貼りついてくれます。
ちなみに、M02Sの場合、黒が濃くはっきり出るので、画像は最大限明るめに調整し、「薄い」濃度で印刷しています。暗記用の学習参考書も、この設定で綺麗に印刷できました。
※どちらの機種も感熱紙なので、色網の上に文字がある印刷は苦手です。
あとは、中国製なので若干テンプレートの漢字や使い方が日本と違うところがあります。例:「時間割」ではなく「時間表」と書かれているところとか。まあ、個人で遊ぶ分には気になりませんが。
インスピックやテプラとの違い
iNSPiCはtepraもスマホから簡単にラベル印刷できますが、phomemoは薄い感熱紙または感熱ラベルに印刷するので、手帳やノートに貼ってもかさばりません。
また、インスピックに比べるとランニングコストが安いです。
専用の粘着ロール紙3つまとめ買いすれば、2024.6現在、3.5mで420円程度。1回の印刷で10cmほど使うとしたら、1回(1枚)あたり12円程度の計算です。
インスピックだと1枚あたり50円ほどなので、同じシール印刷として考えると格安ですね。
phomemoの純正感熱シートだとペンやシャーペンで書き込みも可能なので、勉強やタスク管理にも良いです。
ただし、感熱紙なのでamazonの商品説明欄には保管期限が2年と書かれています。
口コミやレビューでは、透明で黒インクだともっと長い保管期限になるという情報もあったので、いつか試してみようと思います。
2024.7.20追記:大量に感熱ペーパーを消費するようになったので、割安のものを代替品として買ってみました。詳しくはこちら↓
注意1:目的がカラー印刷で写真を鮮明に印刷したい、長期間保存したいという人は、インスピックがおすすめです。
↓インスピックのレビューはこちら
注意2:写真やリストの印刷ではなく、整理収納のラベリングは、やはり本家テプラの方が優秀。
↓スマホ専用テプラ2種の比較レビューはこちら
あとがき
購入のきっかけは、娘がTikTokの勉強アカウントでphomemoを見つけたことです。
「勉強のため」という大義名分があると、つい財布の紐が緩むのは親の弱点かも(笑)
結局2機種をお迎えしましたが、phomemoの使い方で娘との会話が増え、自分の楽しみも増えたのでよしとします!
ご訪問ありがとうございます!
conote.infoでは「文具で暮らしを楽しくする」をモットーに、文具や手帳の使い方を発信中。
手帳リフィルはPDFとしてダウンロードできるので、日々の記録を残すライフログとしても活用できます。
↓新しく作成したリフィルは、こちらで配信します。
conote note を詳しく見る
※今後も継続してリフィルを作成するために、conoteでは皆様からの寄付を募っています。
※更新情報は以下のSNSでお知らせしています。
twitter、Facebook、instagram、pinterest
※ご紹介した商品は、楽天ルームにも掲載しています。