新年度を迎え、自分の方向性やこれからやりたいことを見直す時期ではないでしょうか。
意外と見えにくいのが「自分軸」。
自分の理想の姿や「ずっと好きなもの」などと改めて向き合い、やりたいこと・チャレンジしたいことを明確にしたい!
そんなことを思い、1ヶ月半「マイノート」を試してみたのでご紹介します!
マイノートとは
マイノートとは、簡単に言うと、「自分の心のアンテナに引っかかったものを、日付順で記録していく」ノートのこと。
参考文献:『わたしらしさを知るマイノートのつくりかた』(著者:Emi)
本書では「マイノート」を、自分らしさを知り、自信を持つためのツールとして紹介されています。
さらに、積み重ねることで「好き!」を集めた自分だけの雑誌が生まれると書かれていました。
自分磨きにもなる、自分だけの雑誌……気になりませんか!?
書籍には著者であるEmiさんのルールのほか、実践している方の使い方などが写真多めに掲載されていて、とてもわかりやすかったですよ。
↓続編もあります!
マイノートの作り方&ルール
書籍に書かれていた作り方やルールは、とてもカンタン。
- ページの前から日付順に書く
- 心のアンテナに引っかかったものを書く
- ジャンル分けせず1冊にまとめる
- 定期的に見直す
これだけ!
これ以外にも「付箋でメモしたものを貼るのもOK」「取り出しやすい場所に収納しておくと◎」などのアドバイスもありました。
さらに詳しいルールやコツについては、書籍をご覧くださいね。
好きだと思ったらマイノートに書く!
ひと通り本を読んで思ったのが「ジャンル分けしなくていいの?」ということ。
今まで私は、閲覧性を優先して「スケジュール関係は手帳」「仕事のアイデアはツバメノート」「日常のアイデアはロルバーン」「日記は日記帳」というように分けて使っていました。
確かにピンポイントで内容が決まっているものはいいのですが、たとえば「映画を見た感想はロルバーン?日記帳?」というように悩んでしまうんですよね。
とはいっても1冊にまとめると後から情報を検索するときに不便そうだし。。なんて考えていました。
これがEmiさん流のマイノートなら、「好きだと思ったらマイノートに書く!」だけで済みます。
もしかしたらズボラにはぴったりかも!と思いはじめてみました。
1ヶ月半やってみた感想
ここからは実際に1ヶ月半つづけてみた感想やコツを、写真をもとに解説します!
「自分なりのルール」を模索する
最初は勝手がわからず、健康診断の希望スケジュールなんかも書いていました(笑)。
ところがつづけてみて気がついたのは、圧倒的に「考えなくていい」こと!
「考えなくていい」というのは、「どのノート・手帳に書けばいいのか」に加えて「どうすればキレイに書けるか」など。
詳しく解説していきますね。
ペンはそこら辺にあるものを使う!
まず大事なコツは、ペンにこだわらないこと。
今までのノートは内容によってノートを変え、そのノートにあったペンを選んでいました。
ただ、マイノートは思いついたときにサッと書くのが◎。
そうしないと感じたことを忘れてしまうんですよね。
そこで、ペンにはこだわらず、すぐに手に取れる位置にあるペンを使いました。
このページをみてもらうとわかるのですが、1ページで3種類のペンを使っています(笑)。
たまたま近くにあったペンを使うことも多いので、お気に入りのペン以外であることもしばしば。
ときには、何かのノベルティでもらったペンで書いていることもあります。
ペンを気にせず「とにかく書く!」のが大事です!
内容は精査しない
私的に大きな変革をもたらしたのが「内容を精査しない!」と決めたこと。
今までのノートは、内容も言葉を考えて書いていました。
ところが「マイノート」は、自分の気持ちに正直でいることが大事。
そこであえて内容を精査せずに書いていくことにしました。
先ほども紹介したこのページ。
ペンだけでなく書いている内容も、食べたチョコレートの感想から、Xで見かけたレシピまでバラバラなんです。
取り合えず日付だけは書いておけば、いつごろ書いたものなのかわかるのが◎
ジャンルを分けないのでサッと書けますし、ルールがゆるいことで書くハードルが一気に下がりました!(どうでもいいことまで書いてます笑)
すべてその場で書くことによって、「なにかさっき思いついたなあ。なんだっけ?」と思うことが激減。
「振り返りたければ、マイノートに書いてある!」という安心感が生まれました。
これは、内容を精査して書いているときにはなかった感覚です。
間違えてもOK&キレイに書く必要なし
コツ1・2にも通じることですが、とにかく「書く」ことを優先するのが重要!
そのためレイアウトは適当で、誤字脱字の連続です。
「人に見せるものではないから、まあいいか!」と自分を納得させながら書いていました。
あえて修正テープなども使わず、これも味として捉えることに!
これに慣れて行くと、書くことへのハードルが一気に下がりました♪
事実だけでなく感情を書く
内容は精査しないと書いたのですが、1つ意識して書いていたのは「感情を書く」ということです。
たとえば、カンタンなゆで卵の作り方のレシピを書いた部分。
ただレシピを書くだけではなく「よかった!」「めっちゃカンタンでよき〜」など、思ったことを書き添えています。
そのほかにも「(嬉しくて)泣ける〜」や
「うれしい!」なども書き添えることで、書いたことがより印象に残りました。
自分の感情を書くことで、好きなもの・ことの輪郭がくっきりしてくるんです!
仕事のことに関しても、嬉しかったことに関しては書くようにしていました。
そのため「私が仕事で嬉しいと思うのは、こんな瞬間なんだな」という発見もありますよ。
時間を決めて書く
実は最初のうち、書くのを忘れてしまうことがありました。
ノートの存在自体を忘れてしまい、気がついたら3日ほど放置なんてことも。
その場合は、ノートに慣れるためにも「時間を決めて書く」というのがおすすめ!
私は毎朝仕事前に、スケジュールとToDoの確認をします。
守秘義務などの関係上、マイノートに仕事のクライアント名や詳細を書かないようにしていたので、スケジュール帳で管理をしています。
毎朝スケジュール帳を開き、今日やることや打ち合わせの内容などを確認するのが習慣です。
その際にマイノートも開いて書くようにしました。
この時のポイントは「書いても書かなくてもいい」こと。
ノートは開くのですが、感情が動いていなければ書かなくてもよし。
書くことがない時は、パラパラと過去のページを手繰っていました。
この習慣を少しずつ重ねていくことで、マイノート自体を生活に馴染ませていけます。
生活に馴染んでいれば、ふとした瞬間に「これ、マイノートに書こう!」と思い立ちやすくなるんです!
「自分らしさを見つける」コツ
正直なところ、書いていくだけではほかの手帳と変わりがないかな、と思います。
「自分らしさ」を見つけるために必ずやるべきなのが、「何度も見直し、追記すること」!
書いた瞬間の感情と、冷静になってからの感情は、案外違うもの。
「今こう思った」→「振り返ってみるとこう思う」を繰り返すことで、ブレない自分軸が浮き彫りになってくるんです。
マイノートが「心が動いたこと」を俯瞰で見れるからこそできることですよね。
この振り返り&追記をするために、あえてスペースを多めに取って書くようにしています。
好きを突き詰めるもよし、反省したい・悔しいと思ったことの改善に努めるのもよし。
やりたいことも積極的に書いておくと、振り返ったときに「これ、今ならできそう!」なんて思えるかも!
「マイノート」におすすめの文具
ここからは「マイノート」を作るためにおすすめの文具を紹介します!
ノートは定番商品がベスト!
「マイノート」は、何冊も積み重ねて行くことが前提のノート。
そのためコロコロと規格が変わってしまうようなものや、特定の場所でしか購入できない限定品などは向きません。
そこでおすすめなのが、10年後も確実にあるであろう「定番商品」です。
たとえばこのサイトでも紹介してきた「ツバメノート」や「ロルバーン」、marumanのルーズリーフやキャンパスノートなどもおすすめ。
書籍内では無印の再生紙ノートを使っていました。
サイズは、雑誌やリーフレットの切り抜きを貼るため、A5以上を推奨します!
ちなみに私は白い表紙を揃えたいなと思ったので、以前モーニングページでも使った「MDノート」を使っています。
フチがあるおかげで、レイアウトにこだわらなくてもスッキリ見えるのもメリットです。
ペンはノック式が◎
ノートと違い、ペンはなんでもOK!
ただ、手に取りやすさでいうとノック式のボールペンが良いですよ。
ペンを取ってノックすればそのまま書けるので、マイノートと相性がいいんです。
私は「エナージェルインフリー」や「uni ball one」、油性ペンの「bic」などを活用。
↓「インフリー」についての記事です
↓「uni ball one」についての記事です
↓油性ペンの「bic」
ノベルティのペンや、シャーペンで書いていたこともありました。
貼り付ける文具があるとよし!
すぐにノートを開けない場合は、付箋に書き、それをノートに貼るようにしていました。
そこで便利だったのが、全面のりの付箋!
無印の新作の「全面のり付箋紙75×75」は、マイノートに貼ってもナチュラルで、しっかり貼り付けられるのでテープいらずです!
さらに、チケットやリーフレット、お菓子のパッケージ、雑誌・フリーペーパーの一部などを切って貼っておくことも。
そのため、紙やツルツルしたものに貼りやすいテープのりやマステを持っておくのがオススメ!
私はマステの柄の印象がつくのを避けるため、テープのりを使っていました。
まとめ
正直、半信半疑ではじめた「マイノート」。
「あのノートにメモした!」という安心感が生まれるので、ちょっと見かけたレシピややりたいことリストなども気軽に書くのがおすすめです。
実際私も長期休みにやりたいことや、旅のお土産を渡したい人リストなんかも作っていて、これから先も大活躍しそう。
自分の “好き”を分別なくまとめることで、本当にやりたいことのヒントが見つかるのが意外でした!
「手帳を分けすぎてどれに書いたらいいかわからない」「好きだから書き始めたのに何が好きかわからなくなった」なんて方は、一度ノートを1冊に集約してみませんか?
きっと考えがスッキリするはずです!
↓デトックスを狙うのならば、モーニングページもおすすめです!
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