ビジネスや日常生活に役立つフレームワークを、自分が使いやすいようにテンプレート化しています。
今回ご紹介するのは、マーケティングや新規企画でのアイデア出しによく使われる、オズボーンのチェックリストです。
オズボーンのチェックリストとは?
アメリカのA.F.オズボーン氏(ブレインストーミングの考案者)によって提唱された、アイデア捻出のための表です。
テーマ(対象物、問題)に対して、9つの方向性でアイデアを発想していきます。
- Other uses/転用(他に使い道はないか?)
- Adapt/応用(過去に似たようなものはないか?)
- Modify/変更(意味、色、形、時間、頻度などを変えられないか?)
- Magnify/拡大(大きくできないか?何か付け足しできないか?)
- Minify/縮小(規模を縮小できないか?省略できるものは?)
- Substitute/代用(他のアプローチで代用できないか?)
- Rearrange/再配列(要素や配列を変えられないか?)
- Reverse/逆転(役割を逆にできないか?欠点を利点にできないか?)
- Combine/結合(目的や考えを組み合わせできないか?)
あらかじめ方向性が決められているので、簡単にたくさんのアイデアを出せるというメリットがあります。
デメリットとして、自由な発想が制限されてしまう恐れがありますが。。。
SCAMPER法とは?
SCAMPER法とは、オズボーンのチェックリストをボブ・ イバール( Bob Eberle )という人が7つの項目に絞って改変したものです。それぞれの頭文字を取って「スキャンパー法」と呼びます。
- Substitute/代用(他のアプローチで代用できないか?)
- Combine/結合(目的や考えを組み合わせできないか?)
- Adapt/応用(過去に似たようなものはないか?)
- Modify/変更(意味、色、形、時間、頻度などを変えられないか?)
- Put to other uses/転用(他に使い道はないか?)
- Eliminate/省略(取り除くことができないか?)
- Rearrange/再配列(要素や配列を変えられないか?)
頭文字(SCAMPER)を並べて表現しているので、項目を覚えやすいですね。
オレンジ色の部分が、付け足された部分です。
反対に、以下の3つについては省略されています。
- Magnify/拡大(大きくできないか?何か付け足しできないか?)
- Minify/縮小(規模を縮小できないか?省略できるものは?)
- Reverse/逆転(役割を逆にできないか?欠点を利点にできないか?)
ダウンロードリンク
↓私が作ったのは、SCAMPER法を基にして、オズボーンのチェックリストの項目も全て付け足したものです。これで全てを網羅できます。
※ModifyにMagnify&Minifyを足して(真ん中の段)、RearrangeにReverseの意味をつけ足した(右下)。
このチェックリストは、ブレインストーミング(詳しくはwikipedia→★)やKJ法(詳しくはwikipedia→★)とは違い、枠の中で考える方法です。
A5のルーズリーフに印刷することを想定して作成しましたが、A4に拡大して印刷もできます。
時間がないけど、アイデアを出す必要がある!という時に重宝します。
手帳に挟んでおけば、考える時の視点として役立ちそうです。
参考になりそうな本
ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
使用例・事例などは、また後日アップしますね(^^)
今日もよい1日を〜♪
↓覚書:この本、読んでみたいな〜
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