シャーボとして使える[低価格]カスタマイズペン4種を比較!替え芯の互換性は?!

好きな色のボールペンとシャーペンを組み合わせ、「シャーボ」として使えるカスタマイズペン。低価格で自分仕様のペンが完成するのが魅力です。今回は、替え芯の互換性や難点を含めて、4つのメーカーの3色カスタマイズペンを比較してみます。

※2023年1月現在の情報・定価をもとに記録しています。

※私はシャーペン2色づかいをしたいので、繰り出し消しゴム付きの愛用ペン「モノグラフマルチ」と互換性があるかどうかにも重点を置いて比較しています。

↓モノグラフマルチついて(分類上はカスタマイズペンではありません。)

↓消しゴムで消せるカラーシャー芯について

カスタマイズペンとは

カスタマイズペンとは、空っぽの本体に、好きな色のレフィルやシャープユニットを入れて、お気に入りの1本を作ることができるペンの総称です。

↓例:ハイテックCコレト

 

低価格のカスタマイズペン

本体と替え芯で、大体1000円程度に収まるのは、以下の4種です。

  • ハイテックCコレト[PILOT]
  • アイプラス[ぺんてる]
  • スタイルフィット[三菱鉛筆]
  • サラサセレクト[ZEBRA]

「どれを買う?」と悩んだ末に、とりあえず全種類を揃えてしまったので記録しておきます。

※値段の概算は、定価をもとに計算しています。通販などでは定価よりも高値で販売されているところもあります。

※確認できた替え芯の互換性については、★青文字で記載しています。改造するとメーカーの補償は受けられませんので、ご自身の判断で行ってください。

ハイテックCコレト[PILOT]

ジュースアップが大好きなので、元々持っていたカスタマイズペンです。

公式サイト→ハイテックCコレト|PILOT

ハイテックCコレトの特徴:

  • シャープ機構(0.3mm,0.5mm)←専用スライドレバー付きだから3色以上シャープも可能♪
  • 消しゴムユニットもある!
  • ジュースアップと似た色が使える
  • スライドレバーで色を確認できる

シャープユニット(金属製)以外は、スライドレバーを引き抜いてカットすればモノグラフマルチに入れることができました。(他の3種のカスタマイズペンには入りません)

※スライドレバーを、無理やり他の3つのカスタマイズペンのレフィル(カット済み)に入れれば、他社レフィルを使えないことはありませんが、レバーの色と違うし不安定になってしまうのであまりおすすめはできません。

↓他のカスタマイズペンとの大きな違いは、スライドレバーと一体型のレフィル。

↓この形であることによって、スライド部分でどの色なのかを確認可能です。※他の3種のカスタマイズペンは、透明窓から色を確認する必要があります。

↓そして、消しゴムユニットがあるのは、ハイテックCコレトだけ。

ノック式の消しゴムです。普通のシャーペン消しゴムとは比べものにならないほど長持ちしますが、細身なので、細かい文字専用と割り切って使っています。

↓撮影に使っている本体

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↓シャーペンユニット&消しゴムユニット

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↓私はメタリックカラーを入れていますが、普通のブラックならば結構お安く販売されています。

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↓詳しくはこちらでまとめています。

一つ難点を挙げるとすると、、、、ジュースアップと比べるとややペン先の遊び部分が多いような印象。

特に、レフィルの本数が増えていくにつれて、顕著になります。

多色ペンならではの現象ですが、ジュースアップのイメージが強すぎて、私は気になりました。

※少し高級な作りの、ハイテックCコレト1000(税込1100円)、ハイテックCコレト500(税込550円)という種類もあり、これらは本体が細い分、若干遊びの部分が少ないように感じます。


余談ですが、、、同じ書きごこちを求めるならば、↓この方法で解決できます。


2011年11月に新発売された「ジュースアップ3」には、ハイテックCコレトのリフィルのスライドレバーを引っこ抜いて、そのまま使うことができます。

つまり、ブルーブラックやメタリックピンクを含んだ多色ジュースアップも作ることができます。(スライドレバーの色は変えることができません。)

↓写真右に写っているのが、ジュースアップ3色。赤の部分にメタリックピンクを入れています。

↓こちらの記事内で、使用している替え芯について書いています。

アイプラス[ぺんてる]

 シャーボにするなら、断然上部ノック式がいい!私が愛用しているモノグラフマルチ同様、スライドレバーではなく頭部分をノックしてシャーペンの芯を出すことができるのがアイプラスです。

公式サイト→アイプラス|ぺんてる株式会社

アイプラスの特徴:

  • シャープ機構(0.3mm,0.5mm)←上部ノック式なので3色シャープも可能
  • 消しゴムはなし
  • エナージェル替え芯(黒・赤・青)が使える!
  • 透明窓から色を確認

 ↓上部ノックなので、スライドレバー部分もスマートです。

★エナージェル替え芯は、カットしてモノグラフマルチに入りました。★シャープ機構も、カットしてモノグラフマルチに入りました。

アイプラスはレフィルの頭に突起部分があるのが特徴で、それゆえに他社レフィルを本体に入れることができません。★突起部分を無理やり切って他の3種のカスタマイズペンに入れることはできました。(部品が残るのでかなり難しい)

↓大人っぽいボタニカルコーデもあります。

↓今流行りのくすみカラー。「シンプルコーデ」という名で販売されています。

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個人的には、エナージェルが入るのが嬉しいポイント。↓よく使うならセット販売の方がお得です。

一つ難点を挙げるとすると、、、、製品のシールが剥がしにくかったです。セスキ炭酸水と消しゴムでやっと剥がせた感じです。

スタイルフィット[三菱鉛筆]

スタイルフィットの良さは、なんと言っても0.28mmの極細リフィルや、ジェットストリームが入るところ。

公式サイト→スタイルフィット|三菱鉛筆株式会社

スタイルフィットの特徴:

  • シャープ機構(0.5mm)←どこでも可能(ただしクリップ部分はやや不安定)
  • 消しゴムはなし
  • ゲルボールペン0.28が極細なのに安定
  • 透明窓から色を確認

 

シャープユニット(金属製)以外のレフィルは、★そのままサラサセレクトに入りました。(反対も然り)★カットすればコレトやモノグラフマルチにも入りました。

↓3色ホルダーのメタリックシリーズはシンプルなデザイン。ロゴも目立ちません。

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 ↓0.28mm極細替え芯は、主要な色に加えてオレンジなど16色があります。

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↓滑らかな書きごこちのジェットストリームの替え芯もあります。

一つ難点を挙げるとすると、、、、クリップ部分にシャーペンを入れるとノックしにくいことかな。他の部分に入れればOK

サラサセレクト[ZEBRA]

サラサの書きごこちが好きならば、これ!

公式サイト→サラサセレクト|ZEBRA

サラサセレクトの特徴:

  • シャープ機構(0.3mm,0.5mm,0.7mm)←1箇所のみ可
  • 消しゴムはなし
  • ソフトグリップがある
  • 透明窓から色を確認

★スタイルフィットにはレフィルがそのまま流用可能でした。(逆も然り)★カットすればコレトやモノグラフマルチに入りました。

※サラサの替え芯は入りません。インクは同じですが、サラサセレクト専用の替え芯が必要です。

 

↓本体(ソフトグリップ)はこれです。

柔らかくて疲れにくいのが◎

↓普通のグリップの方が少しお安いです。

 専用のリフィル0.5mmなら28色も!

↓キラキラした色や、ネオンカラーも選べます。

※ZEBRAプレフィールシリーズは、2018年にメーカー製造を終了しています。シャープ機構部分はまだ販売されている店舗があり、サラサセレクトに使えました。★スタイルフィットにも入りました★カットしてモノグラフマルチにも入りました。

一つ難点を挙げるとすると、、、シャーペン2色づかいができない。(私にとっては重要だけど、大多数の人は特に不自由はないかもしれません。)

↓レバーの色付きの部分だけ大きいのがわかりますか?そこのみシャープリフィル使用可能です。

 


ちなみに、高価格帯のカスタマイズペンとして、同じくZEBRAの「シャーボX」が有名です。

お高いですが、シャーペンの芯を分解せずに上から入れられるのと、回転式なのが魅力。

替え芯の色数は4色(黒・赤・青・緑)あり、重厚感があるのでビジネス向けですね。

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ゼブラ(ZEBRA)
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ZEBRAには、2020年11月24日に新発売されたエントリーモデル「シャーボNu」もあります。

シャーボXに比べると回転部分のスムーズさが若干劣るというレビューを見かけましたが、最初から赤・黒・シャープ機構が入っていることを考えると、かなりお手頃価格ですね。

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互換性確認のポイント

カスタマイズに欠かせないのが、多色ペン替え芯の互換性チェック。

私はこのような順で確認&改造をしています。

  1. 円径の大きさを比較し、そのまま入るか確かめる
  2. 純正の替え芯と長さを比べる
  3. カットして使えそうな替え芯を慎重にカット(後戻りはできません!)

ピッタリと入ると思わずにやけてしまう、互換性。

ただし、改造するとメーカーの補償を受けられないばかりか、本体が使えなく恐れもあります。

それでも、自分が使いやすいようにカスタマイズするのが楽しくて、色々と模索を続けている私です。

ちなみに、カスタマイズペン4種とモノグラフマルチの関係性はこんな感じ↓レフィルの長さは、モノグラフマルチが一番短く、ハイテックCコレトが中くらいで、他の3種が長めになっています。

コレトとスタイルフィットのシャープユニットは金属製なので流用が難しいですが、プラスチックのレフィルは円径が同じであれば流用可能です。(ただし、同じ長さor長いもの→短いものにカットに限る

用途別おすすめのペン

どのカスタマイズペンを買ったら良いのか迷った時のために、用途別におすすめのペンを書いておきます。

好きなペンを多色で持ち歩きたい人

好きなボールペンインクがある人は、そのリフィルが使えるカスタマイズペンを買うと使いやすいです。

例)

ジュースアップが好き▶︎ハイテックCコレト
サラサが好き▶︎サラサセレクト
細字で書きたい▶︎スタイルフィット(0.28mmのユニ)
エナージェルの3色ペンを持ちたい▶︎アイプラス

0.7mmシャーボにしたい人

サラサセレクトのみ0.7mmのシャープ機構があります。

太字のシャーペンをシャーボとして使いたい人には、こちらがおすすめ。

消しゴム付きがいい人

ハイテックCコレトならば、消しゴムユニットがあります♪

でも消しゴムの品質を求めるのならば、モノグラフマルチの改造が一番だと思います。

あとがき

 せっかく購入したので、それぞれのカスタマイズペンを、自分が使いやすいように改造して使っています。

最初にも書きましたが、私は家でも職場でもシャーペンの2色使いをしたいし、消しゴムでガシガシ消したい人なので、モノグラフマルチが主な筆記具です。

↓この組み合わせを、3本も持っています。(グリップ部分の改造は家の1本だけ)

モノグラフマルチに、エナージェルの替え芯(アイプラス用をカット)が入ることを発見し、最近、ブラックをエナージェルに変えました。

エナージェルの替え芯は現在3色のみなので、これから増えてくれるといいなと思っています。

↓エナージェルの書きごこちについて

↓こちらもどうぞ

以上、文具マニアな私の、カスタマイズペン談義でした。


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