SNSでよく見かけるオシャレな手書き文字、モダンカリグラフィー。
一見むずかしそうに見えますが、基本さえ押さえれば誰でも気軽に楽しめます。
私が使っているハンドレタリング入門セットとともに、独学に役立つ関連リンク・練習方法をご紹介します。
モダンカリグラフィーとは
モダンカリグラフィーとは、レストランのメニューや結婚式の招待状などで見られる、流れるような筆記体のことです。
SNSでは、バレットジャーナルや手帳、ノートなどに書いて楽しんでいる人が多いです。
元々のカリグラフィー(トラディショナルカリグラフィー)は、高さや傾きが一定という基本ルールに沿ったもの。
それに対してもダンカリグラフィーは、基本は守りつつ、高低差をつけたり傾きを変えたりしてより個性を反映させたものです。
だから、アーティストによって随分と印象が変わるのですね。
↓例(トラディショナルカリグラフィーとモダンカリグラフィーとの違いmemo)
フォントみたいなのも好きだけど、やっぱり最終的には個性を出したいな。
参照元:トンボ鉛筆さんのページ
最近話題のモダンカリグラフィーとは?|TOMBOW FUN ART STUDIO|トンボ鉛筆
https://tombow-funart.com/topics/artists/3714/
独学で練習する方法
モダンカリグラフィー初心者の、私が取り組んでいる練習方法です。
基本的な考え方:
高価な本や道具をそろえなくてもOK!
普段の生活の中で楽しく習得したい♬
↓↓練習の順番↓↓
- ゴールイメージを持つ
- 基本ルールを知る
- ひたすらお手本を真似る(→独自の書き方へ)
お習字や武道と同じです。「守破離」…型を知ってからの型破り。
1つずつ、具体例を出しながら説明します。
ゴールイメージを持つ
インスタグラムで #ハンドレタリング や #モダンカリフラフィー で検索すると、見本となる美しい筆記体がたくさん出てきます。
見ているだけでワクワク。
これがゴールイメージ。
さらに英語 #moderncalligraphy で検索すると、海外のアーティストの世界観を味わえます。↓Tombow USAさんのインスタグラムより。
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こんなエレガントな文字がスラスラ描けるようになると、カッコイイですね。
具体的なゴールイメージを持つのは、何かを習得するときに重要で、モチベーションを保つのにも役立ちます。
基本ルールを知る
やる気が出たところで、基礎練習。
つまり、型を身につけます。
↓私は、基本の書き方を知るために、ハンドレタリング入門セットについてきた練習帳を使いました。
このセットね、かなりお得。
どんな色も作れる基本の三原色に加えて、影を作るのに重宝するブラック、ブレンダー、筆之助までついているのです。
付録の練習帳の中身はこんな感じ↓
薄いながらも、大文字小文字全てのアルファベットが書いてあるので辞書的に使っています。
ひたすらお手本を真似る
ルールを知ったら、あとはひたすら練習あるのみ。
始めて間もない私が見出したコツは、、、
ダウンストロークは太く同じ角度で書き、それを細いアップストロークでつなぐ。
単純なのですが、このルールを守るだけでそれっぽい文字になります。
私はまだ崩しがうまくできないので、最初の大文字や最後の小文字をビヨ〜んと伸ばして楽しんでいます。
少しずつ自分の味を出していけるといいな。
ルールを守れていないところもあるけれど、練習なので気にしない♪楽しく書くのがモットーです。
ちなみにノートの内容は、、、あまり考えずに書いたメモとか備忘録とか。
A5のノートに少し大きめのB5下敷きを使うことで、端っこの文字も書きやすくなりますよ。
↓愛用しているのは、グラデーションが綺麗なこちらの下敷きです。
練習シート無料ダウンロードリンク
実は探してみると各社で色々な無料練習コンテンツを用意しています。
これは利用しないと損!
簡単に記録しておきます。
↓トンボ鉛筆さんの、無料練習シート&解説。このページを見るだけでモダンカリグラフィーの概要がつかめます。
ABTハンドレタリング ガイドシートの使い方|TOMBOW FUN ART STUDIO|トンボ鉛筆
https://tombow-funart.com/topics/tips/1290/
↓同じくトンボ鉛筆さんのページ。「筆之助」で練習することを想定した、無料の練習シートです。
“筆之助”で書くモダンカリグラフィー(エレガントスタイル)|TOMBOW FUN ART STUDIO|トンボ鉛筆
https://tombow-funart.com/topics/tips/2173/
↓ぺんてるさんの、手帳に挟んで使うお手本シート。
イラストも豊富で可愛い。季節によって色を変えても良さそうです。
筆タッチサインペンは、割とジューシーで柔らかいので、筆圧コントロールが得意な人に向いているかもしれません。
エレガント、ナチュラル、カジュアルの書体別テキストを無料ダウンロードできますよ。
ぺんてるの筆ペンで演出する「モダンカリグラフィー」|特集|ぺんてる株式会社
https://www.pentel.co.jp/special/9752/
↓ゼブラさんの、マイルドライナーで練習する用のシート。白抜き文字になっているので、そのままなぞって使えます。
手軽にできる簡単カリグラフィー|ゼブラ株式会社
https://www.zebra.co.jp/calligraphy/
初心者におすすめ「筆之助(しっかり仕立て)」
いきなり本物の筆で始めると筆圧の強弱がかなり難しいので、まずは気楽に「筆之助(しっかり仕立て)」を使う練習がおすすめです。
筆之助は筆ペンとは違って先がある程度硬いから、細いラインを簡単に書くことができます。
つまり、私みたいに筆圧コントロールが苦手で線の強弱をつけにくい人でも大丈夫。
筆箱にいつも入れてあり、暇さえあればちょこちょこノートや裏紙に書いています。
日本語も英語もどんとこい。
もちろん、普通にお習字の練習としても使えますよ。
↓筆之助については、トンボ鉛筆さんのページで詳細をご覧ください。
筆之助|TOMBOW FUN ART STUDIO|トンボ鉛筆
https://tombow-funart.com/tools/fudenosuke/
↓色バリエーションも豊富です。
まあ、書道経験者で筆圧コントロールが得意な人は、筆ペンの方が滑らかな線になるのかもしれませんね。
いつかは本物のカリグラフィー専用ペンや、つけペンで書いてみたいな〜。
参考リンク
使用している文具やノート、参考になるページのリンクです。
↓トンボ鉛筆ABTについては、こちらのページで詳しくまとめています。
↓自由帳として使っているのは、クオバディスのライフジャーナルです。色も紙質も書き心地も最高♬
↓ノートに描いているドットは、クリーンカラードットを使っています。
↓トンボ鉛筆 FUN ART STUDIO の紹介記事です。カリグラフィーを使って、しおりを作ってみました♬
あとがき
あくまで筆圧コントロールの練習として始めたカリグラフィー。
少しずつですがコツをつかむと楽しくて、、、時を忘れて没頭している自分がいます(笑)。
これだけネット上に教材がそろっているので、モダンカリグラフィーは自分である程度練習できますね。
youtubeで検索すると、プロのモダンカリグラフィー動画を見ることも可能です。
便利な世の中になったなぁ。
もちろん教室などに習いに行った方が、先生に直してもらえるので上達は早いと思います。
その際は、カリグラファーによってかなりテイストが違うので、自分の理想とする文字を書いている人の教室に入門するのがいいかもしれませんね。
でもまあ、焦らず気楽に。
まずはたくさん遊んで、滑らかにそれなりのスピードで書けるのを目標にします。
↓毎日続けている #朝活書写 の手帳。絵の中にこっそりモダンカリグラフィー練習。
細く長く続けていきたいです。
〜余談〜
↓とびっきりの汚文字だった私が、自力で美文字へと矯正した話です。
↓万年筆初級者へと一歩踏み出した話です。
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