毎月恒例の家族会議で、どうしたら快適な家になるのかを話し合いました。アイデアシートを使うことで、楽しく無理なくお片付け案が出てきます。

アイデアシートとは
アイデアシートとは、新しい発想や考えを出す際に使われる、枠組みが印刷されている紙のことです。
フレームワークやワークシートとも呼ばれ、ビジネスのみならずスポーツの目標達成などにも使われています。
今回使ったマンダラチャート(マンダラート)は、3×3×9=81マスで構成されるもの。
それぞれの項目でアイデアをバランス良く出すので、ひらめきも生まれやすく、思考の整理もできます。

↓ダウンロードはこちらから。本来の使い方の解説もあり。
※「マンダラチャート」は一般社団法人マンダラチャート協会の登録商標です
使い方例
今回のゴール:
「家族みんなが快適に過ごせる家」
まずは真ん中の欄にゴールを書きます。
その周りの8マスに、ゴールを達成するための要素8つ(今回の場合は場所)を書きます。
その要素を、それぞれの矢印の先に同じ言葉で書き写します。
これで、準備はOK。

あとは、それぞれの場所を快適にするための、具体的な行動8つを考えていきます。
実はこれは、10月終わりに開いた家族会議で使ったシートです。
普通に「片付けなさい!!」と言うと、どうしても角が立つし喧嘩になりそうだったので、ゲーム感覚でやってみることにしたのです。
↓それぞれの場所をどう改善すれば過ごしやすくなるか、という視点で話し合いました。
例えば台所。

↓交わされた会話の概要(ママがファシリテーター役でした)
「食洗機に入れる食器の形がバラバラで入れにくい」とパパ。「じゃあ、セリアに行っていくつか食器を買おう!」「食パンの置き場がトースターの上だと、トースターを使うときにいちいち動かさないといけないのが嫌だ」と長女。「じゃあ、ホームベーカリーの上に置き場所を変更しよう!ん?そしたら進研ゼミが終わった後のご褒美にセット(もとからHBの上に置いてあったハイチュウ)はどこに置く?」「野菜室でいいんじゃないかな?その方が溶けにくいし。」と長男。ああそうだね。「あとさ、コンロ前にあるゴミ箱が邪魔だよね」。「じゃあ、リビングに移動させよう!」「そうすると、フタつきのゴミ箱に変えたいね。」と長女。つづく……
※普通は、このような “すごろく方式” では書かず、それぞれの要素を満たすための具体的な行動目標8つを並列で書きます。
「片付け=つまんない」を払拭して楽しく考えたかったので、テンポよく、デコラッシュやカラーペンも加えて、みんなで遊びながら書きました。

ささいなことでもいいから、81マスをすべて埋める!と決意すると、意外とたくさんアイデアや改善点が出てきます。
人は、空白があると埋めたくなる性分なのでしょうね。
行動につなげる
頑張って81マスの書き込みが終わったら、具体的な行動に落とし込みます。
どうやら買い物に行く必要がありそうだと分かったので、お店ごとにドットで色分けしました。

↓色分けしたものを、下段の「action & direction」にまとめました。

毎日やっている5分掃除のアイデアも、書き出しておきます。
あくまでアイデア出しのシートなので、丁寧に書く必要はなし。
後で見返したときに、家族が理解できればOKなのです。
子供達3人も含めて話し合ったので、パソコンコーナーを調べ学習コーナーみたいにしたいとか、子供部屋で必要なもの(うちは3人が一緒のお部屋)を洗い出すことができました。
私だけがやるのではなく、みんなで決めて、みんなで守る。
ちなみに、大きな物が欲しい時は、大人も子供も稟議書を書いています↓
参考リンク
↓マンダラチャートを基本にした、フレームワークたちです。
↓時間管理に使える形式です
↓3mm方眼ノートにマンダラチャートの罫線を付け足したものです。普通のノートとしても使うとができます。
あとがき
毎月1回の家族会議では、行事の予定や買うものの検討の他、今月の反省をして翌月のお小遣いを渡すことになっています。
最初はめんどくさいなと思っていましたが、月に1回だけ30分程度だし、家族みんなで真剣に話し合える時間はとても貴重。
子供達の学年が上がるにつれ、話し合いの内容が高度になっていくのが面白いです。
家事のブラックボックス化も、この家族会議のおかげで少なくなってきていますよ〜。
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