貼ってはがせる付箋のり|比較表&使い方例

はがせる「弱粘着タイプ」の両面テープのりを比較してみました。どのテープにもメリットデメリットがあり、貼りつける紙との相性も大事。使用例と一緒に、それぞれの特徴をご紹介します。

貼ってはがせる付箋のりとは

「ふせんのり」とは、普通の糊と違って、何度も貼ったり剥がしたりできる糊のことです。

つまり、「仮止めするための糊」。

あくまで一時的に貼るのが目的なので、はがれては困るものには使わないことと、注意書きがあります。

ふせんのり比較表

↓私が持っている付箋のりの特徴をまとめた表です。

※情報は2021.2現在のもので、個人の視点で比較したものです。


極論ですが、左の3つは大差ありません。

コンパクトなのが良ければピットタックegg がいいし、テープのノリ切れを重視するならドット糊タイプのグルーだし、片手で開けたいのなら断然シャッター式のノリノでしょう。

あとは、コスパやデザイン考えて選ぶのみ。

(注意!これらのテープ付箋のりは手軽に使えますが、何度も貼ったり剥がしたりを繰り返すと、糊が取れてノートなどに残ります。)


右の2つは、テープ糊ですが、両面テープ(弱粘着)という分類です。

カンミ堂のタップテープは片面のみ再剥離で、タップした側ははがれません。

私が持っている付箋のりの中では一番強力で、何度貼っても粘着力が落ちない優れもの。その分、使う紙を選ばないと破れます。

ニチバンのナイスタック(弱粘着)は、両面とも再剥離なので、後で糊を剥がしたいときに重宝します。

紙を傷めにくく、何度貼り直してもノートに糊が残らず優秀です。ただ、毎回ゴミが出るし、ちょっと割高。大巻だと割とコスパ良いかな。


ちなみに、どのテープも貼り付ける紙よっては傷が残る可能性があります。

(半紙に使って後悔したことあり。)

あと、貼ってしばらくしてから(空気に少し触れてから)付箋として使った方が剥がしやすいです。ほどよく乾燥してホコリが付くからでしょうか?


↓壁紙に仮どめしているところ。1週間経っても、落ちることはありませんでした。

↓ちなみに、付箋化しているのはこれです。

使用推奨温度は、15度から35度が多い印象。普通の糊に比べると保管には気を使う必要ありそうです。


↓それぞれの使い心地の詳細&個人的な使い方例です。

まずは、テープ糊3種類。

[トンボ鉛筆]ピットタック

我が家で一番歴史が古い付箋のりです。

他の二つのテープのりと比べると、一番安定した糊だと思います。

今はピットタック「エッグ」と呼ばれている商品で、コンパクトで場所をとりません。

カートリッジは販売されておらず、使い切りタイプ。

↓塗りつけたところ。ほんのり青っぽい色です。

ほんのり青色は、清潔感があって見た目Good。

↓印刷したデイリープランを付箋化するのにも使っています。

↓デイリー付箋はこちらからダウンロードできます。

↓詰め替え式&幅広のピットタックCもあります。(幅8.4mm)

created by Rinker
トンボ(Tombow)
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↓詳しい情報は、オフィシャルサイトをご覧ください。

トンボ鉛筆|ピットタックシリーズ


[コクヨ]グルー

他の2つのテープ糊に比べて優れているのは、ドットテープ糊でテープ切れが良いというところ。

切るときにビロ〜んと糊部分が伸びてしまうことがなく、気持ち良い糊切れです。

その分、粘着力は少しだけ劣るように感じました。少し長めに出せば、面積も増えるので問題なくくっつきます。

2段階の持ち方があるのが売りですが、慣れないとちょっと開きにくいかもしれません。


シンプルなデザインで文具っぽくないので、うちでは生活感を出したくないキッチンの棚に置いています。

レシピカードを貼り付けたり、冷蔵庫に貼っている子供達の手紙に一時的に貼り付けたりするのに便利。

参考:↓GLOOシリーズは、どれもシンプルかつ無駄のない作り。パッと見では無印良品の製品かと思ってしまいました。生活感を出しすぎたくない人にオススメです。

↓詰め替えとセットでも売っています。


↓詳しい情報は、オフィシャルサイトをご覧ください。

コクヨ|GLOO(グルー)の紹介ページ


おまけ:↓レシピカードはこんな感じに整理しています。

[プラス]ノリノ

豆型のフォルムがかわいいnorino。

norinoの良いところは、他の2つのテープ糊に比べてシャッター式で開けるのが簡単だということ。

↓ピットタックとほぼ変わらない使い心地ですが、糊は少し黄色っぽいです。

↓シャッター式の仕組み。横のレバーを押し出すだけで準備OK、引くとシャッターが閉まります。

※写真は楽天市場より

こちらは新しくお迎えした文具なので、まだ使い始めて1週間。蓋を開ける動作がなくて済むのでストレスフリー。

↓8.4mmもあります。本体は少し濃いめのグリーンです。


↓詳しい情報は、オフィシャルサイトをご覧ください。

プラス|ノリノポッド紹介ページ


ここからは、両面テープ(弱粘着)の2つです。

[カンミ堂]タップテープ

タップテープは、私が持っている付箋のりの中でも一番しっかりとくっつき、何度貼り直しても粘着力が落ちないです。

切れ目入りなので、10mm×12mm単位で紙に押し付けるだけで貼り付けることができます。

まるでハンコを押している感じ。

粘着力が落ちない(落ちにくい)ので、献立ボードのメニューに使っています。

毎週貼り替えても今のところ平気です。

↓献立ボードについては、こちらで詳しく書いています。

タップテープはその強力さゆえに、手帳などの薄い紙だと破れることが多いです。マルマンのスケッチブックとの相性は良いので、こんな使い方もしています↓

クリアファイルにも使えることが最近分かり、↓リング&バインダーリーフなるものを自作してみた話です。

一見使いにくく思えるタップテープですが、気づけば色々と活用しています。

100片もあるので、まだ使い終わる気配なし。

剥離紙がありますが、溜まってきたら切るのでOK。毎回ゴミが出ないのもポイント高いです。

ただ、、、白い箱だと汚れが目立つので、次に買うとしたらスモークブルー↓にしようと思います。


↓詳しい情報は、オフィシャルサイトをご覧ください。

カンミ堂|タップテープ紹介ページ


[ニチバン]ナイスタック

ナイスタックは、優しい糊のつき心地で何度貼り直しても糊がノートに残ることがないです。

このキレイにはがせる点では、どの付箋のりよりも優秀。

↓見た目は普通の両面テープです。

両面が再剥離なので、後々剥がすかもしれない写真や資料にGood!

端っこを爪でカリカリして、指の腹でこするように取ればキレイに巻き取れます。

こんな風に、2つ折りフィルムに貼って、マスキングシールを立体化して遊ぶことも可能。

↓お気に入りのマステが簡単に移動できるし、ちょこんと立っているのはかわいいものです。

作り方の詳細については、またの機会に書きますね。


↓ナイスタック の詳しい情報は、オフィシャルサイトをご覧ください。

ニチバン|ナイスタック 紹介ページ


参考リンク

テープ関連の記事です。

個人的にはセロハンテープよりもメンディングテープの方が好きで愛用しています。

↓メンディングテープの使い方例です。

↓100均のセリアのメンディングテープとの比較記事です。

↓スコッチ「あとではがせるテープ」の使い方例です。

あとがき

活用方法を考えるのは、我が子の特性を見極めるのにも似ています。

それぞれの付箋のりの特徴を知ると、もっと楽しい文具ライフが待っている♬

まだ使って間もない糊や文具もあるので、これからもっと違いが分かるようになったり、便利な使い方を発見したりするのが楽しみです。


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