膨大な家事・育児・仕事を管理し、コミュニケーション不足を解消する方法をまとめです。(2022.10.9更新)
※ワークシートは全て無料ダウンロードできます。
今回参考にした本はこちら↓

部下を抱える中間管理職向けの本ですが、「家族経営」をする主婦にもバッチリ当てはまる内容。
元マイクロソフトの営業部長で、ブラマンテ株式会社代表取締役の田島弓子さんの著書です。
では、家族経営という観点で、私の実体験や感想も交えつつ内容をレビューしていきます!
どうして「家族経営」という視点が必要なのか?
当たり前のことなのですが、母親になると「他の人」のことも考える必要がでてきます。
子供は自分でできることが限られているし、家にいるパパは子供同然(失礼)になることが多いです。
つまり、、、
「家族」という組織をうまく機能させるためには、まだ成熟していない人々を管理する、マネージャー的存在が必要になってくるのです。
↓簡単に図解するとこんな感じ。

走り書きでごめんなさい。
独身時代は、家の中ではプレーヤーだったのですが、今は、
- マネージャー(母親=私)
- プレイヤー(家族=夫・中1娘・小5息子・小1娘)
この様な構図になっています。
本に書いてあった35の方法のうち、家族の絆を深めるためにマネージャーとして役立つスキルをまとめていきます。
情報伝達について
伝えただけで安心し、後に「言ったじゃん!」「聞いてないよ!」という言い合いになること、どの家庭でもよくありますよね。
伝わっていないのは、伝えていないのと同じ。
伝えたい人全員に、確実に理解してもらう
これが大事。
自分だけが分かっている状態は、自分だけが仕事を抱え込んでいる状態と同じでかなり危険です。
具体的な方法とコツ↓
アナログで書類に命を吹き込む
例えば、電気代が高くなってしまって何か対策を練りたい時。
ただ単に伝票を机に置いているだけでは、何も進みません。

「げっ。電気代が高い!」とママが言っただけでも、何も解決しません。
↓
↓
そこで「アナログ」の出番です。

↑こうすると、どうでしょう?
人は、書類は無視しても手書きの付箋は無視できないのです。
話し合う時間をわざわざ取らなくても、こんな付箋が目に入ると、何か自分にできることはないかと考えるものではないでしょうか。
プレーヤー(家族)が腹落ちし、主体的に動けるように促すのが、マネージャー(母親)の仕事です。
パパに読んでもらいたい書類は、、、

↓こんな感じにします。
付箋、読みたくなりますね〜。

↓読んでしまうでしょうね〜♪

もう一例。
面と向かって言わずにメールで済ませるのではなく、「認める」というプロセスをアナログで行うのが大事だという実例です。
これは小学生や中学生の子供だけでなく、パパにも使えます。
先日、音楽発表会を終えて帰ってきた娘の目に入るように
机に貼っておいたメモです↓

小学校3年生の娘は、このメモをずっと大事に持っています。
下の子2人に手がかかり、なかなか長女の話をゆっくり聞いてあげる時間がないなぁと感じた時に貼ったメモです。
サラッとその場で「よかったよ!」と伝えるのも大事ですが、時には労いの言葉を文章で添えてもらえると、大人でも嬉しいですよね。
このように、信頼貯金をたくさん蓄える。
そうすると、言いにくいことを伝えないといけない時も、きちんと伝えることができます。
マネージャーとして、母親として、人間として、、、
信頼関係の上で伝えることが大事なのです。
そして、、、
たまにの名言より日常の5秒!
なかなか平等にって訳にはいきませんが、1日5秒でもいいので、ちゃんと向き合って1人1人と話を聞く時間を取りたいと思います。
↓これは、パパとの関係を良好に保つためにも使いたいスキル。
情報共有で疎外感を防ぐ
MBWA(=Management By Walking Around)
という言葉があります。
「働く=人が動く」という漢字からも分かるように、自分から動いて、人と人が直接作用し合うのがベストです。
でも働いていようといまいと、主婦は24時間営業で、本当に忙しいですよね。
これは私の想像する夫の声:
「ママは何だか忙しそう。。。今日は仕事いっぱいなのかな?」
「銀行に行ってもらいたいけど、、、今週の平日は予定があるのかな?」
人は、動向が分からない人には話しかけずらいものです。
また夫は、子供達が行事で疲れているのかどうか分からないと、休日に遊びの声がけをしていいのか悪いのか判断できないと、よく言っています。
そんな時は、デジタルを上手に情報共有のツールとして使い、「情報が得られない疎外感」を防ぐという方法が大事になってきます。
つまり、
私の動向が分かる仕組みをしっかりと整備しておく。
子供達の予定はパパも分かるようにしておく。
実際に我が家では、google calendarをフル活用し、パパ&ママの仕事の予定だけではなく、子供達の行事や大事な個人的な用事を家族で共有しています。
※もう少し子供達が大きくなったら、塾などの予定は自分で入力できるようになるかなと考えています。
※家族の予定を把握するために、ホワイトボードやマグネットシートも活用しています。
詳しくはこちら↓
↓情報伝達&共有が滞りなく行える仕組みが整ったら、
次はタスクの管理です。
タスク管理
俯瞰&他者意識 + マルチタスク
マネジメントの視点でタスクを管理するには、家族を動かしてスムーズに家族運営をする意識が大事です。
具体的には、
- 家族の動向や先の予定を把握する
- 家族の体調や気持ちを把握する
- 「任せることリスト」を作って、上手に伝える
家族全員が気持ちよく過ごせるようにするのが、マネージャーである母の仕事です。
全体を俯瞰し、
家族の想いを汲み、
同時進行で様々なタスクをやってのける。
まるでスーパーマン(笑)
↓素早くタスクを分類する方法GTDについての記事です
プレーヤー(家族)の予定と自分の予定を俯瞰するには、
手帳が役に立ちます↓
年間計画&週案で半歩前を歩く
年間計画や週の計画は、私は自作のアナログ手帳を駆使しています。

自分は忘れていても、「手帳が全てを把握してくれている」という安心感が、多忙な日常をうまく回せるポイントとなっています。
↓自作手帳については、こちらで詳しくまとめています。
時間術ワークシート
本に書いてあったコツ
- 突発的な対応ができるように、空き時間を設ける。
- 自分に必要な時間は、先にブロック。
これらのことは、私は24時間バーチカルで確認をすることが多いです。

↓詳しくはこちら
でも、、、
ふと考えることがあるんです。
もし、自分が倒れたらどうなるのだろう?!
どの家庭でも、母親が倒れると、途端に色々と機能しなくなりますよね(^_^;)
心配は尽きませんが、もしもの時に備えてガラス張りの情報共有と、普段から家庭の仕事の分担をしておくことを心がけたいと思います。
↓私は、魔法の家事ノートを活用して、家事の見える化を進めています。
その他、知識として知っておきたいこと、使えそうな技術を箇条書きスタイルでまとめておきます↓
仕事術
二重らせん思考で集中する
2つのテーマを交互に考えることで、起前頭野(意思や脳の働きをつかさどる)を鍛えられるそうです。
組織図で有事に備える
確かに、組織図(緊急連絡先も含む)を作れば、誰に相談をすれば良いのか一目瞭然ですね。
ノート術:手書きの効果
本のコラム「なぜ手書きは効果的なのか」には、面白い実験が2つ紹介されていました。
脳科学的視点からも書くことの良さが証明されているそうです。
↓私は読書ノートを清書せずにそのまま残して、後で見直すことも多いです。
綺麗な字ではないけれど、臨場感があって1枚の写真のように記憶に残ります。

思いついたことや、大事なことなども、どんどん記録しています。

医学部教授がすすめる3行日記の効果
順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生によると、良いことを毎日3行日記に記録すると、副交感神経が優位になり、自律神経を整えるのに効果があるそうです。
参考:著書「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか?(アスコム)
↓私はGood & New Diary(良いこと日記)で記録すると便利です。
↓5年日記を活用するのもOK。
アンガーマネジメント
本のコラムで「クリアリング」(感情を吐き出して捨てる)効果について書かれていました。
↓アンガーマネジメントについてはこちらでまとめています。
[図解]アンガーマネジメント超入門(安藤俊介著)レビュー&まとめ
巻末付録↓↓
テンプレート集が充実しており、すぐにコピーして使えます。

関連書籍
↓この本の内容を元に、主婦の視点でまとめました。
↓こちらも田島弓子さんの本です。
↓同じ題目の、小室淑恵さんの本です。
まとめ
色々と書きましたが、つまるところは人間関係を円滑にするのが一番大事。
結局はマンパワーであり、「関係性の中で何ができるか」ですね。
読書で得られた知識や技術を駆使し、限られた時間を最大限有効に使えるように工夫をしていきたいです。
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