がむしゃらに受験勉強をしていた若かりし頃と比べると、まずは時間の捻出に頭を悩ませることが多い、大人勉強。
目的(何のためにその行動をするのか)をしっかりと考えた上で計画を立てないと、無駄な資格にこだわったり、ToDoをこなすだけの人生へと転落してしまう恐れがあるのです。。。(かつての私のこと^^;)

少しマンネリになってきたスタプラを、様々なことが複雑に絡み合う大人向けのフォーマットにすべく、PDCAサイクルを活用するレイアウトに変更してみました。
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PDCAを最新技術に復活させる
pdcaは古いという言う人が多いですが、私は人間の成長には欠かせないサイクルだと思っています。
今回は、意思決定に長けているooda loop(ウーダループ)と、簡単に優先順位づけができるgtd(getting things done)を、pdca(Plan Do Check Action)に取り入れて最新技術に復活させる考え方をご紹介します。
※あくまでも個人的解釈です。分かりづらい部分もありますが、あしからず。
まずは、ワークシートを活用するために必要な知識、PDCAサイクルとOODAループについて簡単に解説します。
PDCAサイクルとは
PDCAは、もともとは工場での業務改善、つまり生産性向上のために考えられたサイクルです。行程が決まっている業務において、ミスを少なくしたり、効率よく業務を回す方法を見つけるのに最適な技術です。
PDCAの4ステップ
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
計画した通りに実行→振り返り→次への改善案という一連のサイクルを、高速で回すことで成果が出ます。
ワーママ的使用例
ルーティンの家事なども、このサイクルで回すと改善されていきます。
家事分担表を掲示(計画)
↓
みんなで分担した家事をする(実行)
↓
振り返ってみると子供達の負担が大きくて続かなそう(評価)
↓
役割分担表の子供達の部分を減らす(改善)
という感じです。ただし、これだと効率化が進んでも、イノベーションは起きません。仕事の内容自体も変わっていきません。
ましてやビジネスでpdcaだけ回していると、変化の激しいこの時代に確実に取り残されてしまいますよね。
そこで必要なのが、OODAループで「目的」を明らかにすることです。
OODAループとは
OODAループとは、軍事戦略家のジョン・ボイド氏が提唱した、意思決定を即座にする方法です。行程のない課題に対して、情報収集により明確な目的(方向性/仮説)を定め、臨機応変かつ迅速に行動します。
OODAの4ステップ
- Observe(観察)
- Orient(方向づけ/仮説立て)=目的!
- Decide(意思決定)
- Act(実行)
まずは情報を収集して、深く考える。データを統合分析し、明確な目的(なりたい姿:ゴール)を定める。そして、いくつかある選択肢の中から、最も成果の出る方法を選択して実行する。
「pdca」と比較すると、pdcaの「C」から始まるようなイメージです。中身は全然違うけど。
ボンド氏は、これを40秒で回していたらしいです。(さすが一瞬の油断が命取りになる戦場。。。)
でもまあ、ここは戦場ではないので、慣れるまではノートに書いたり話し合ったりして、じっくりと取り組むことをオススメします。
※他人が絡む会社や家庭の場合は、「俯瞰&他者意識」が大事になってきます。つまり、自分のことを客観視し、他人の気持ちにも思いを馳せる余裕が必要です。
ワーママ的使用例
先ほどのルーティン家事をOODAループにかけると(長文です)、、、
目の前に汚れた皿が積み上がっている。食洗機を買う余裕は今の所ないし、ママ以外の誰も必要性を感じていない。周りを見渡すと、暇そうなパパがいる。でも頼み方によっては喧嘩になってしまうかも(観察)
↓
いやいや、皿洗いをしてもらいたいわけじゃないのよ。「家事=ママの仕事」ではなく、「家事=家族全員の仕事」という意識をみんなが持って、家事に自主的に取り組んでほしいの。(目的:方向性の決定)
↓
ママが家事の分担を決めるだけだと、やらされた感があって続かなそう。そうだ!家事の総量が見える化されると、パパや子供が自分から手伝うようになったり、食洗機の必要性が分かってくれるかも。よし!ゲームみたいに楽しいものにして、子供達も巻き込んで試してみよう(仮説に基づく意思決定)。
↓
今から私が放つ言葉は、「家の中のお仕事がいくつあるのか調べてみたいから、やった仕事をこの紙に書いていってね~。何個くらいあると思う?」(実行)。
↓
家族がどのように取り組むかを見て、次の作戦を練る「観察」…2回目のループが回り出すという感じでしょうか。
どうでしょう?
家事に自主的に取り組んでほしいという「目的」があると、イノベーションまではいかなくても、ただ単にpdcaを回すよりは意識改革ができそうですね(笑)
よく言われる「自分の北極星」を持つということにつながります。
そうは言っても、目の前にどんどん仕事が舞い込んでくる!悠長なこと言ってられないよ〜。そんな時に助けになる考えが、GTDです↓
GTDとは
Getting Things Doneとは、自分への質問(チャート)表で簡単に優先順位付けをする方法です。(デビッド・アレン氏提唱)
急に入ってきたタスクを瞬時に振り分けて、いちいち悩まなくてもサッと決められる仕組みになっています。
詳しくはこちら↓
以上の知識をPDCAの「P(計画)」の段階で活用すれば、大人でもブレない軸を持って成長できるのではないか?そう考えました。
ワークシート活用例
左にplan(計画)、右にdo(実際にやったこと)を書き込めるようになっています。24時間にしていないのは、夜12時〜翌朝4時までは必ず寝る時間にしているからです。

まだ使用方法は模索中ですが、自分がどんな風に1日を過ごしたのかがパッと見てわかるように、シンプルに使っています。続けるコツは、誰かに見せるために綺麗に丁寧に書くのではなく、自分で理解して評価→改善案を出せること。
↓こんな風に、手帳の右ページに挟み込んで使用しています。

偉そうにここまで書いていましたが、365日、毎日ログを取るつもりは毛頭ありません(笑)
あくまで、自分の人生をよりよくしていくための手段として、気が向いた時に、気に入ったフォーマットを印刷して使用しています。自分の棚卸しのような感覚で。
また新たな使用方法を見出したら、アップしますね♪

もっと細かく記録する人向けには、デイリータイプもあります↓
↓好きな時だけ使える付箋タイプもあり。
↓最新版のweeklyタイプです。思考のためのメモ欄が充実しています。
↓マンスリータイプもあります。
↓電話メモも便利です♪
ダウンロードリンク
2タイプ、2カラーがあります。
↓時間軸が4時〜24時までタイプ


↓24時間軸タイプ



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